2003 Fiscal Year Annual Research Report
血清脂質と耐糖能のがん罹患の高リスクに関する原爆被爆者集団による縦断的研究
Project/Area Number |
14570377
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Research Institution | Radiation Effects Research Foundation |
Principal Investigator |
陶山 昭彦 財団法人放射線影響研究所, 疫学部, 部長(研究員) (10144651)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 久義 長崎大学, 医学部, 助手 (00170431)
赤星 正純 財団法人放射線影響研究所, 臨床研究部, 部長(研究員) (30359450)
早田 みどり 財団法人放射線影響研究所, 疫学部, 副部長(研究員) (00359457)
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Keywords | 血清脂質 / 耐糖能異常 / がん / コホート研究 / 原爆被爆者集団 |
Research Abstract |
1)Adult Health Study集団を対象として実施された質問票調査の検討 1958年以来Adult Health Studyが開始されて以後、数々のプロジェクトが企画され、それに付随して質問票調査が実施されてきている。これらのものの多くは質問票のまま保管されていることも多く、データ解析の準備段階として、調査結果の再吟味とデータ整備のための入力を行なうための検討を昨年度に引き続き実施した。 2)血清脂質と耐糖能に関する1958年からの検査データの検討 1958年以後わが国の検査技術は飛躍的に進歩したといえる。過去から現在に至るまでに追跡集団で実施されてきた血清脂質や耐糖能に関する検査の継時的な比較の検討が重要であると考え、放射線影響研究所におけるAdult Health Studyの長期追跡期間中における各検査の比較可能性について昨年度に引き続き検討を行った。 昨年度においては一部の検査について縦断的に比較を行う場合については、一定の変換係数を用いなければならないことが判明したが、今年度比較可能なデータがほぼ整備できた。 3)清脂質と耐糖能に関する検査データを含めた疫学データベースの構築 放射線影響研究所に蓄積されている上記のデータベースとは独立に、本研究を遂行するためのデータベースについて質問票および各検査項目について昨年度はデータベース設計をはかった。検査データの整備をうけて、データベース構築を行った。 4)研究終了年末時点で整備されたデータの中間解析においては、がん罹患との関係は明確に結論づけられなかった。現時点では個人線量が考慮されていないので、この点を含めて解析を継続し主題について報告したい。
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