2003 Fiscal Year Annual Research Report
慢性関節リウマチ滑膜線維芽細胞におけるCXCR3アゴニスト産生誘導分子機構の解明
Project/Area Number |
14570413
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Research Institution | OKAYAMA UNIVERSITY |
Principal Investigator |
山村 昌弘 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (80252956)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前島 洋平 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (10343287)
和田 淳 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (30294408)
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Keywords | 関節リウマチ / Th1免疫反応 / 滑膜線維芽細胞 / CXCR3リガンド / インターフェロンγ(IFN-γ) / 腫瘍壊死因子(TNF-α) / STAT1 / NF-κB |
Research Abstract |
(慢性)関節リウマチ(RA)患者の滑膜組織より確立した滑膜線維芽細胞において,インターフェロンγ(IFN-γ)刺激によりキナーゼ蛋白Jak1のリン酸化と転写因子STAT1の活性化が誘導され,腫瘍壊死因子(TNF-α)刺激によりIKKカスケードリン酸化と転写因子NF-κB活性化が誘導されることを明らかにした。インターロイキン1(IL-1)刺激ではTNF-αと同様のIKKリン酸化とNF-κB活性化が誘導されるが,IL-17刺激では有意なNF-κB活性化は起こらなかった。また,TNF-αおよびIL-1によるCXCR3リガンド(CXCL9,10,11)産生誘導には,JNKおよびp38キナーゼのMAKキナーゼカスケードの活性化が関与することを明らかにした。RA滑膜線維芽細胞において,IFN-γあるいはTNF-α刺激による相互の受容体(IRFGR1/2およびTNFRI)の発現の有意な増強は明らかではなく,受容体レベルの相乗作用がCXCR3リガンド産生には重要でないことが示唆された。 CXCL9-11の各5'上流非翻訳プロモーター領域を挿入したルシフェラーゼ遺伝子ベクターを作成し、エレクトロポレーション法により滑膜線維芽細胞株に導入した。これらの細胞株を用いてIFN-γとTNF-αによるCXCR3リガンドの転写活性をルシフェラーゼレポーターアッセイにより定量化することにより,転写レベルでのIFN-γとTNF-αの相乗作用を明らかにした。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Bleharski JR, Li H, Meinken C, Graeber TG, Ochoa M-T, Yamamura M, et al.: "Use of genomic profiling in leprosy to discriminate clinical forms of the disease."Science. 301-5639. 1527-1530 (2003)
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[Publications] Okamoto A, Yamamura M, et al.: "Pathophysiological functions of CD30^+ CD4^+ T cells in rheumatoid arthritis."Acta Med Okayama. 57・7. 267-277 (2003)
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[Publications] Aita T, Yamamura M, et al.: "Expression of interleukin-12 receptor (IL-12R) and IL-18R on CD4+ T cells from patients with rheumatoid arthritis."J Rheumatol. 31-3. 448-456 (2003)