2003 Fiscal Year Annual Research Report
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14570758
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| Research Institution | Yokohama City University |
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Principal Investigator |
森 雅亮 横浜市立大学, 医学部附属病院, 講師 (30254204)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横田 俊平 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10158363)
満田 年宏 横浜市立大学, 医学部附属病院, 講師 (00264672)
今川 智之 横浜市立大学, 医学部, 助手 (20336548)
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| Keywords | 経鼻粘膜ワクチン / インフルエンザ / CpGモチーフ |
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| Research Abstract |
インフルエンザ・ウイルスの経鼻粘膜ワクチンの開発とワクチン効果の検定
平成14年度に検討した最適なウイルス核蛋白・ラット特異CpG motif・特殊セルロースを最も効率の高い比率は、1:0.2:9であった。これを適合・使用して、ラットを使った経鼻粘膜ワクチンの開発に実際に取りかかった。
・経鼻的粘膜ワクチンの反応性の検討:ウエルス抗原核蛋白100μgをCpG motif 100μgと5:1になるよう混合し、二種類のセルロース(ヒドロキシプロピルセルロース(HPC):マイクロクリスタルセルロース(MCC)=8:2)を抗原量と9:1の割合を保つように更に混合して鼻腔内に噴霧した。投与前と投与後7,14,21,28日での採血、脾臓リンパ球を検体として、ELISA法とELISPOT法で抗体産生(IgG/IgA)、サイトカイン産生が確実に認められることを確認した。またインフルエンザウイルスによる細胞性免疫応答を検討するため、クロムリリースアッセイの導入を行った。
・他の投与経路と経鼻投与との反応性の比較検討:次にウイルス核蛋白とCpG motifの混合物を皮下注あるいは筋注で投与し、鼻腔内投与で得られた抗体価とサイトカイン産生量をELISA法とELISPOT法によって比較検討したが、投与法によるワクチンの効果の差異は認められなかった。すなわち、十分経鼻的投与で効果が発揮できることが証明された。
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