2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14570835
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
新津 守 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (50251062)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 耕太郎 筑波大学, 臨床医学系, 講師 (30302409)
福林 徹 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (70114626)
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Keywords | 軟骨 / MRI / マイクロスコピー / パラレルイメージング |
Research Abstract |
本研究は臨床で使用可能な1.5T装置を用いて、「関節鏡に相当する」軟骨の微細病変の描出を目標とした。本研究では2つの最新技術を導入した。ひとつはparallel imaging法であり、もうひとつはマイクロスコピーコイルである。 複数の表面コイルを用いて撮像時間をコイル数の分だけ短縮するparallel imaging(本研究ではSENSE (Sensitivity Encoding)法を使用)は高分解能画像の短時間での獲得に大いに威力を発揮した。実際に膝関節ルーチンMRI検査に応用したところ、計160枚以上の高分解能スライスが20分以内のscanで得られ、ポジショニングと位置決め、reference scan入れてもトータル30分以内で完了した。診断に支障をきたす画質の悪化はなく、十字靭帯と半月板病変とともに、軟骨病変も十分された。 ミクロン単位の関節軟骨の描出には従来のMRIの概念を破る超高分解能画像が必須であったが、これを解決したのがマイクロスコピーコイルである。従来の「高分解能画像」は試料専用の小口径、高磁場装置であった。今回マイクロスコピーコイルを用いることにより、通常の臨床用1.5T商用機を用いても、面内分解能は100ミクロン以下を容易に達成した。マイクロスコピーコイルによる高分解能MR画像は軟骨を含む膝内側面の超微細病変を正常および病的構造を容易に描出可能であった。 これらを駆使して、本研究では短時間での高分解能画像獲得の可能性を提示し、新しい関節軟骨描出方法を示すことができた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Niitsu M, Ikeda K: "Routine MR examination of the knee using parallel imaging"Clinical Radiology. 58. 801-807 (2003)
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[Publications] 新津 守: "膝関節のparallel imaging"映像情報メディカル. 35. 64-67 (2003)
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[Publications] 新津 守: "Parallel Imagingを用いた膝関節の高分解能ルーチン撮像"DIGITAL MEDICINE. 4. 40-41 (2003)
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[Publications] 新津 守: "膝 MRI"医学書院. 160 (2002)