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2003 Fiscal Year Annual Research Report

CT対応心臓動態ファントムの制作及びCTによる心機能定量解析の精度に関する研究

Research Project

Project/Area Number 14570865
Research InstitutionEhime University

Principal Investigator

望月 輝一  愛媛大学, 医学部, 教授 (80145094)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菅原 敬文  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (60179124)
村瀬 研也  大阪大学, 医学部, 教授 (50157773)
Keywords心臓 / CT / 心機能 / 定量解析 / 左室容積
Research Abstract

マルチスライスCTを用いた非侵襲的冠動脈イメージングは、時間・空間分解能の向上に伴って、非常に鮮明なイメージが安定して得られるようになった。十分に臨床応用可能なレベルに達したと言え、世界的に注目されている。我々は同じデータを利用して心臓全体の動画像の作成が可能な心臓イメージングテクニックを考案し、動画のみならず左室拡張期容量、収縮機容量及び左室区出率等の計測、即ち、心機能・左心室の容量計測が可能であることを臨床例で示し、日本医学放射線学会総会や北米放射線学会(RSNA)等で報告してきた。
しかし、左室容量の計測に当たっては、その精度の検証が必要であり、そのためにはファントムを用いた基礎的検討が不可欠である。我々は拍動する心臓を想定したCTに適した(CT対応)高精度の心臓動態ファントムを作成し、CTによる左室容量の測定精度の検討を行った。具体的には、容量測定の精度に影響を及ぼす最も重要な因子である時間分解能と測定精度に関して検討を行った。
CTの時間分解能が1心拍の20%以下(例えば1心拍が1秒[心拍数60/分]の場合、時間分解能[カメラのシャッタースピードに相当]が0.2秒以下)であれば、容量計測の誤差が真の値に対して5%以下であり、臨床的にも受け入れられる測定精度であることが確認された。
今後、左室容量の測定精度に及ぼす他の因子についても同ファントムを用いて検討する予定であるが、最重要因子である時間分解能は最新のCTの実用上レベルであり、心拍数が約60以下の被検者に対応する。今後、心臓CTによる心機能解析の臨床応用を目指して、自動解析法を開発・改良して行きたい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Mochizuki T, et al.: "The 256 detector-row cone-beam CT for 4D (2D/3D Animation) cardiac imaging using CT applicable pulsating cardiac phantom"Radiology. 229(P). 541 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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