2004 Fiscal Year Annual Research Report
T細胞抗原受容体解析による移植片対白血病効果担当細胞の同定と抗原認識機構の解析
Project/Area Number |
14570960
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Research Institution | Akita University |
Principal Investigator |
廣川 誠 秋田大学, 医学部, 講師 (50241667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川端 良成 秋田大学, 医学部, 助手 (70361227)
鈴木 隆二 国立相模原病院, 臨床研究センター診断治療研究室, 室長(研究職)
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Keywords | T cell receptor / Clone / Allogeneic BMT / Leukemia |
Research Abstract |
白血病に対する同種造血幹細胞移植後の免疫再構築を解析する過程において、末梢血αβT細胞のオリゴクローナルな増幅とそれによるT細胞抗原受容体レパートリーのゆがみ(skewing)が生ずることを見出した。すなわち、ある特定の抗原に対応して劇的なT細胞免疫応答が起きていることを確認した。さらに,特定の抗原としてサイトメガロウイルスなど,ヒトに潜伏感染している微生物に対する免疫応答である可能性を示した(Saitoh H, et al. Leukemia 2003;17:1626-1635)。また最近、Vδ1セグメントを使用しているγδT細胞(以下Vδ1T細胞)にもオリゴクローナルな増加があること、しかも複数の患者間で共通のcomplementarity-determining region 3 (CDR3)配列がみられるという興味深い事実を見出した。また、われわれの研究室において行われた種々の微生物抗原を用いたpreliminary studyによると、 in vitroにおいてクローナルに増殖したVδ1+γδT細胞のCDR3δ領域と、同種造血幹細胞移植を受けた症例で増加しているVδ1+γδT細胞のCDR3δ領域とが似ていることが判明した。現在までのわれわれの研究により、Epstein-Barr virusがその候補のひとつとして挙がっている(米国血液学会年次総会ASH, San Diego,2004年12月にて発表、論文投稿中)。
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Research Products
(5 results)