2003 Fiscal Year Annual Research Report
腎移植後の免疫抑制剤の減量法とその指標と免疫抑制剤の感受性試験法の開発
Project/Area Number |
14571150
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
秋岡 清一 京都府立医科大学, 医学研究科, 助手 (80326222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 雅彦 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (90295650)
吉村 了勇 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (00191643)
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Keywords | 腎移植 / 免疫抑制剤 / 減量法 / 感受性試験 |
Research Abstract |
腎移植後の免疫抑制剤の減量及び中止の指標となる検査法を確立することを目的に、1)腎移植後早期、2)長期生着例、3)移植腎機能廃絶症の3群におけるPTKの発現を経時的に検討する。AP-1,NF-AT, NF-kBを同時に測定し免疫抑制状態の指標としてこれらを組み合わせて評価し、個々の症例の臨床経過と対比させ検討を行うため本研究を開始した。種々の免疫抑制剤に対する、感受性試験として、移植前の患者リンパ球に種々の刺激試験をおこない、これらの指標をもとにした、一定の免疫抑制効果の得られる最低濃度を検討する。さらには、この感受性試験をもとにして、可及的に少量の免疫抑制剤で免疫抑制状態を維持する方法を開発することが目標である。患者末梢血を採血しリンパ球を分離培養した後に、Dignam法などにより核蛋白を抽出し分離精製し、アイソトープ標識したオリゴヌクレオチドプローブを用いゲル移動度シフト法により、電気泳動後にゲル上に現れたAP-1,NF-AT, NF-kBのバンドの放射性活性をこれらの発現強度解析として画像解析装置で数量化した。これらの発現強度や刺激試験に対する反応性の変化を移植後の臨床経過と検討し、至適免疫抑制剤投与量を検討した。同サンプルから、細胞質中の蛋白をウエスタンブロット法にて分離確認する発現強度を画像解析にて測定し、lck, fynの発現強度や刺激試験に対する反応性の変化を移植後の臨床経過と検討し、至適免疫抑制剤投与量を検討することを試行中である。
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