2004 Fiscal Year Annual Research Report
子宮内膜癌細胞のホルモン依存性増殖へのPTENの関与
Project/Area Number |
14571552
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
横山 康宏 岐阜大学, 医学部附属病院, 助教授 (00200923)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
玉舎 輝彦 岐阜大学, 大学院・医学研究科, 教授 (70079870)
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Keywords | PTEN / 子宮内膜癌 / エストロゲン受容体 / 増殖因子 / アデノウイルスベクター |
Research Abstract |
我々は遺伝子組み替えアデノウイルスを作成しPTEN導入細胞では増殖因子のうちEGF,IGF-IではPTEN発現細胞で明らかな感受性の増強が見られ、EGFの培地添加によって燐酸化Aktの増加が観察され、PIP3/Aktのシグナル伝達系がEGFによって活性化された結果であること、ERbetaの発現の増加は観察されるものの、燐酸化ERbetaの発現量には変化はなく、一方ERalphaはPTEN導入によって総量の変化はないものの、燐酸化ERalphaは減少し、PTENがエストロゲン受容体の機能や発現量に影響を与えていることが明らかにした。またエストロゲン代謝酵素のうちaromatase, estrone sulfatase,17beta-hydroxysteroid dehydeogenase type 1の発現量の増加が見られ、PTENは細胞内でE1の合成に関与していることが示唆された。一旦作製した遺伝子組み換えアデノウイルスが失活したため、今年度に作製しなおした。新たなアデノウイルスベクターも同様に強いアポトーシスを認めた。
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