2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14571645
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
釼持 睦 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (10257397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
越智 健太郎 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (20214158)
菊池 仁 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助手 (30329289)
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Keywords | 聴覚中枢神経 / 腎障害 / 難聴 / 耳鳴 |
Research Abstract |
実験動物にはモルモットを用いる。 1)腎障害モデルの作成:今回は、急性腎不全モデルを作成して聴力障害を起こさせた。実験動物の両側腎臓を摘出する。摘出後約数時間で聴覚閾値の上昇を来たす。 2)聴覚中枢神経の刺激と発火の記録:気管切開を行いレスピレーター(現有設備)にて呼吸管理をして、全身麻酔を行う。この際、血圧、体温(現有設備)をモニターし、体温は保温マット(現有設備)で37℃に保つようにする。麻酔の導入にはペントバルビタールを用い、その後の麻酔維持にはケタミンを用いる。 局所麻酔を追加して、開頭して聴覚神経及び聴皮質を露出する。そこにタングスデン電極は油圧式マイクロマニュピレーターによって脳表からおよそ0.4〜1.2mm刺入し、記録を行う。刺入部位は、第1次聴覚野、第2次聴覚野とし、それぞれ導出した電位は生体アンプ及び高性能インターフェースに入力し、コンピューターに記録し、単一神経ユニットに分類して自発放電数、発火パターンについて解析する音刺激発生ワークステーション(請求品目)を使用した。 音響刺激は、刺激発生装置(現有設備)を用い頭の正中の前方50cmにおかれたスピーカー(請求品目)にて与える。聴覚中枢神経は、刺激のonとoffに反応するため、刺激の立ち上がりに注意を注ぎ、音刺激にトーンピップを用いた。特徴周波数(CFs)はそれぞれのユニットで決定し、記録は無刺激(自発放電記録)、短音刺激などで構成する。腎不全動物の聴皮質からの神経発火を記録した。
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