2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14571680
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Research Institution | (Miyazaki Medical College) University of Miyazaki |
Principal Investigator |
直井 信久 宮崎大学, 医学部, 教授 (50211412)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹下 哲二 宮崎大学, 医学部, 講師 (60274700)
森山 重人 宮崎大学, 医学部, 助手 (10274804)
中馬 秀樹 宮崎大学, 医学部, 助教授 (20244204)
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Keywords | 網膜色素変性 / 遺伝子解析 / X連鎖性 / 網膜電図 / ERG |
Research Abstract |
網膜色素変性は日本人の失明の原因として重要な疾患である。その中でもX連鎖性網膜色素変性は頻度は比較的少ないものの、若年発症で重症例が多いため社会的にも重要な疾患である。われわれはX連鎖性網膜色素変性(XLRP)の原因遺伝子であるRPGR遺伝子について解析した。家族歴や症状からXLRPが疑われた互いに無関係の日本人26家系においてRPGR遺伝子を解析した。その結果日本人6家系においてエキソンORF15の変異(g.ORF15+753-754insG, g.ORF15+833-834delGG, g.ORF15+861-862insGG, g.ORF15+861-862insGG, g.ORF15+651-652delGA(二家系))を見出し、家系内において臨床所見と遺伝子変異が合致することを確認した。また関東在住の日本人XLRP1家系の2人の男性患者において、おおきな欠失が存在することを見出した。患者ではPCRによりエキソン1-10が増幅されず、サザンブロッティングにおいてもシグナルが確認できなかった。エキソン11-19、ORF15では正常配列を確認した。欠失範囲をさらに特定するために各種プライマーを用いてPCRを行った結果、欠失の開始点はエキソン1の開始点より59から122bp上流の部位に位置し、終了点はエキソン11の開始点より114から325bp上流に位置することが推測された。この部位はPRGR遺伝子のRCC1 homology domainの大部分を含んでいる。今回の結果はRPGRタンパクの機能においてRCCl homology domainの重要性を示唆するものであった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 直井信久 他: "外傷性黄斑円孔の手術成績"眼科臨床医報. 97(11). 939-942 (2003)
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[Publications] Takeshita, T: "Central Retinal Artery Occlusion In a Patient with Pseudoxanthoma Elasticum"Hiroshima J.Med.Sci. 52(2). 33-34 (2003)
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[Publications] 中馬秀樹 他: "視野って何だろう?"眼科ケア. 5(8). 678-684 (2003)
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[Publications] 直井信久 他: "X連鎖性網膜色素変性にみられたRPGR遺伝子の変異"日本眼科学会雑誌. 107臨増. 310 (2003)