2002 Fiscal Year Annual Research Report
眼内血管系血行障害への自律神経応答のモデル構築と病態の解明
Project/Area Number |
14571690
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
山崎 芳夫 日本大学, 医学部, 講師 (30175658)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 光浩 日本大学, 医学部, 助手 (50193751)
乾 成里 日本大学, 工学部, 講師 (40176409)
加島 陽二 日本大学, 医学部, 助教授 (70194719)
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Keywords | 眼循環 / 交感神経 / 炭素脱水酵素 / コンピュータ・シミュリレーション |
Research Abstract |
本研究課題である「眼内血管系血行障害への自律神経応答のモデル構築と病態の解明」を目標として、平成14年度は以下の研究成果を得た。 1)生体眼の眼窩内血管血流動態に対する自律神経作動薬および炭酸脱水酵素阻害薬の影響に関する情報収集 成人健常者10名を対象に生理的食塩水、自律神経作動薬および炭酸脱水酵素阻害薬を片眼に点眼し・走査型laser Doppler flowmeterによる網膜脈絡膜組織血流測定、超音波color Doppler imaging装置にによる眼窩内血管血流速度測定を行った。本実験は1か月間のwash-out期間を置き、二重盲検法を用いて実施しており、現在、実験は進行継続中であり、平成15年度内には実験終了を予定している。 2)眼内血管系血行障害への自律神経応答のモデル構築 生体眼に対する自律神経作動薬および炭酸脱水酵素阻害薬の点眼実験により収集された眼窩内・網膜脈絡膜血流情報に基づく、眼内血管系血行障害への自律神経応答のコンピュータ・シミュレーション・モデルは、実験と連動し、現在構築である。
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