2003 Fiscal Year Annual Research Report
頭蓋骨骨延長における骨形成促進機構の解析および合併脳損傷の評価
Project/Area Number |
14571720
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Research Institution | Teikyo University |
Principal Investigator |
平林 慎一 帝京大学, 医学部, 教授 (60173259)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長島 正 帝京大学, 医学部, 教授 (70217991)
米原 啓之 帝京大学, 医学部, 講師 (00251299)
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Keywords | 骨延長 / 脳損傷 |
Research Abstract |
本年度は、昨年度からおこなっている"家兎骨延長モデルにおける骨形成量の測定"および"脳硬膜・実質損傷の検索"を引き続きおこなった。さらに、骨形成に関し臨床症例のデータとの比較を行うとともに、脳損傷について家兎を用いた実験を追加した。 1)家兎骨延長モデルにおける骨形成量の測定 昨年と同様にして、家兎頭蓋骨延長モデルを作成、各種条件下における骨形成量を、軟X線およびNIHイメージを用いて測定した. 2)脳硬膜・実質損傷の検索 作成したモデルにおける脳硬膜および実質の損傷程度を病理組織学的に検討した. 3)臨床症例における骨形成との比較 われわれが骨延長法を用いてfronto-orbital advancementを施行した5症例につき、骨形成の状態を検討した.骨形成量はCTデータより骨表面表示像を作成、骨形成域をNIHイメージにより測定して行った.この結果を家兎頭蓋骨延長実験モデルの結果と比較検討した. 4)結果に対する考察 上記結果および昨年度の結果を総合し、至適頭蓋骨延長法について考察を加えた.
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