2002 Fiscal Year Annual Research Report
遊離筒状皮弁末梢に作成した動静脈瘻の血流増大効果による再建陰茎の勃起の研究
Project/Area Number |
14571722
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
佐々木 健司 日本大学, 医学部, 教授 (30119961)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 幹弘 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70086586)
本田 隆司 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (50246584)
竹内 正樹 日本大学, 医学部, 助手 (70266790)
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Keywords | 血管柄付遊離皮弁 / 動静脈瘻 / 吻合部血栓予防 / 皮弁壊死 |
Research Abstract |
遊離皮弁による再建陰茎の末梢に勃起のための動静脈瘻を作成することの安全性を確認するために次の検討を行なった。 血管柄付遊離皮弁の末梢において主軸動脈と静脈の間に動静脈痩(A-Vシャント)を作成し、(1)血流増大効果により移植床動静脈と皮弁動静脈の吻合部血栓形成が予防されるか否か、(2)A-Vシャントを作成することによって皮弁血流が低下し皮弁壊死に陥らないか否かについて、末梢にA-Vシヤントを作成していないコントロール群15例と、作成した6症例について検討した。コントロール群においては5/15例(33%)において吻合部血栓を形成したが、A-Vシャント作成群では血栓形成は認めなかった。またA-Vシャント作成群における皮弁の壊死も認めなかった。以上から本法は血栓形成を予防し、皮弁についても安全であることが証明された。 この内容は平成14年11月21-22日沖縄で開催された第29回日本マイクロサージャリー学会学術集会で発表した。)
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Research Products
(1 results)