2004 Fiscal Year Annual Research Report
バーチャルカーソルを活用したステレオグラフィーによる歯・顎骨3次元再構成像の評価
Project/Area Number |
14571801
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
早川 吉彦 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (70164928)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
音成 貴道 東京歯科大学, 歯学部, 助手 (20340060)
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Keywords | TACT / ホログラム / 3次元画像診断 / ステレオグラフィー / バーチャルカーソル / 3次元再構成 |
Research Abstract |
歯牙と顎骨のイメージングの立体化,3次元的な表現と計測に関する研究である。ステレオグラフィーとTACT (Tuned-Aperture Computed Tomography)は,口内法X線写真の立体化の方法として,手軽,低線量,負担のかかる計算が不要などの利点がある。また断面像をインタラクティブに操作して任意断面を観察できることも魅力である。そこで3D裸眼立体ディスプレイを応用して,ステレオグラフィーの視覚的な表現を豊かにし,計測を容易にするシステムを検討した。 ステレオグラフィーもTACTも,異なる角度からの投影画像を用意して立体像を観察する方法である。歯と顎骨のイメージングでは,局所的な病変の描出に対応する3次元的な描出が求められるので,X線CT画像も含めてステレオグラフィーを応用した。3D裸眼立体ディスプレイ4D-15TM (4D-Vision & Trade, Germany)とバーチャルカーソルで,ステレオディスプレイプロセッサーによるステレオグラフィーシステムを構築して,バーチャルカーソルを用いた立体認識と,depth descriptionの再現性の検証を引き続き行った。また,TACTにおける擬似ホログラム技術について3Dディスプレイとの組み合わせで有用性を検討した。 同じ被写体モデルに対しTACTとCTによる撮影と同時に行い,3次元画像におけるdepth perceptionを定量的に比較した。今年は,コーンビーム型CTの画像を入手したので,3D画像の描出能と歪みを調べた。また,X線CTで得た3Dデータをaviファイル形式にして,3D表示を行った。そして3Dバーチャルカーソルによって強調される被写体深度を指摘する精度の向上について引き続き検討した。歯牙とその周囲組織としての顎骨の局所的病変の3次元的把握が容易に行える条件と,その臨床的有用性を評価できた。
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Research Products
(3 results)