2002 Fiscal Year Annual Research Report
ドパミントランスポーターmRNA3'非翻訳領域の発現調節機構-注意欠陥-多動障害(ADHD)との係わりの可能性-
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14571951
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
光畑 智恵子 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助手 (10335664)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
香西 克之 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (10178212)
土肥 敏博 広島大学, 大学院・医歯薬学総合研究科, 教授 (00034182)
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Keywords | ドパミントランスポーター / ADHD / DAT3'-UTR / VNTR |
Research Abstract |
注意欠陥多動障害(attention deficit hyperactivity disorder, ADHD)は小児期に発症する精神疾患であり,歯科治療においても協力が得にくく,治療困難となる場合が多い.その原因については種々研究が進められているが,未だ明らかではない.治療の1つとしてmethylphenidate (Ritalin)を用いた薬物療法が行なわれており,このことから薬物の作用点であるドパミン(DA)神経のドパミントランスポーター(DAT)が候補遺伝子として調べられている.DAT遺伝子のmRNA3'非翻訳領域(3'-UTR)には繰り返し配列の多型(VNTR)が存在しており,ADHDとの関わりが報告されているが,その関連は未だ不明である.さらにVNTRがDATの機能発現にどのように関わりがあるについても明らかにされていない.本研究ではDAT発現調節がDA神経機能に果す役割を明らかにし,ADHDなどの精神疾患との関連の可能性を追及することを目的とする. そのため本年度はDAT3'-UTRに存在するVNTRのDAT mRNA安定性に対する影響を解析した.報告されているVNTRに対する各種DAT cRNAを合成し,種々の細胞株からの核ならびに細胞質抽出液とインキュベーションすることでRNA run downを行なった.
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