2003 Fiscal Year Annual Research Report
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14572103
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
谷本 敏子 武庫川女子大学, 薬学部, 教授 (10151870)
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Keywords | 2分岐シクロデキストリン / L-フコース / β-シクロデキストリン / 複合糖質オリゴ糖 / N-アセチルルコサミン |
Research Abstract |
新規糖修飾2分岐シクロデキストリン(CD)類の合成及びその機能について検討した。 1.フコース2置換β-シクロデキストリン類の調製とその機能(H15年9月、第21回シクロデキトリンシンポジウムで発表を)、フコース2置換β-シクロデキストリン類に関する研究(H16年3月、日本薬学会第124年会で発表) 薬物包接能を有するシクロデキストリン(CD)類に,癌の転移,卵細胞表面,血液型等を決める糖鎖に含まれるフコースを結合させたCD類は,DDSへの応用が期待される.そこで,クラスター効果を考慮し,CDのグルコース単位の6位にL-フコースを2個結合させた2置換位置異性体6^1,6^2-,6^1,6^3-,6^1,6^4-O-(L-fucopyranosyl)-βCDsと共に,1置換体の6-O-(L-fuco-pyranosyl)-βCDを化学合成をにより得た.目的物である3種のこれらのフコシル置換βCD類は,MSおよびNMRを測定することにより構造を確認した.また、2置換位置異性体についての検討は、表面プラズモン共鳴法を用いて、レクチンとの相互作用を比較して行った。 2.複合糖質糖鎖修飾β-シクロデキストリン類の調製(H16年3月、日本薬学会第124年会で発表)ガラクトシル-N-アセチルグルコサミニル(Gal-GlcNAc)およびGlcNAc残基を有するオリゴ糖鎖を,結合させた新規複合糖質糖鎖修飾βCD類の酵素合成を行った.
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