日本の看護歴史関連史料の専門的基盤整備のための調査研究

2002 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 14572205
• Research Institution: Yamagata University
• Principal Investigator: 高橋 みや子 山形大学, 医学部, 教授 (20070766)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 依田 和美 大阪府立看護大学, 医療技術短期大学部, 教授 (90030014) ; 玄田 公子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (80074061) ; 大平 政子 名古屋市立大学, 看護学部, 助教授 (50141437) ; 岡山 寧子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (50150850) ; 福本 恵 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (40290217)
• Keywords: 近代看護史 / 現代看護史 / 史科学 / 看護史 / 看護歴史 / データベース / 国内情報交換

Research Abstract

研究目的:日本の看護歴史関連史料、特に文献・器物史料の保存機関、所蔵史料、保存状況、史料活用に関する調査を行ない、史料保存と管理、活用の実態及び史料保存に対する考え方の傾向を明らかにする。
研究方法:質問紙調査。平成14年10月から平成15年3月にデータ収集。
教育機関用質問紙内容は、(1)施設に関して施設名・所在地・設立者・設立年月日・沿革・沿革史及び同窓会関連出版物の有無等(2)看護関連史料の所蔵と保存に関して所蔵物の有無・所蔵場所・閲覧及び貸出・保存管理上の問題点、今後の収集計画と選択基準、寄贈及び収蔵依頼時の対応等(3)看護歴史教育に関して教育形態・史料の活用状況等(4)看護歴史関連の資料館の必要性(5)関連史料の保存と活用に関する意見等である。
他施設用質問紙内容は、上記(1)、(2)、(4)、(5)と同じであり(6)普及活動及び図書館機能に関して普及活動の有無・機関誌発の有無・看護や医療関連団体との交流等を追加した。
調査対象:史料保存と活用に関係する以下の諸機関及び施設を対象にした。
(1)看護教育機関(大学・短期大学・高等学校・専門学校・各種学校)と附属図書館約1400校
(2)公的な看護継続教育機関10箇所
(3)各県看護協会及び各県助産師会94箇所(47箇所×2)
(4)日本赤十字社本社及び支部48箇所
(5)平成14年度日本医学図書館協会加盟館127箇所
(6)博物館及び郷土資料館1285箇所
(7)病院(500床以上で救急を含む)335箇所
(8)日本赤十字医療センター及び日本赤十字病院70箇所
進行状況:(1)看護教育機関に関してはデータ収集を終了しデータ分析中である。(2)〜(8)の施設に関しては、3月現在データ収集進行中である。