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2002 Fiscal Year Annual Research Report

在宅高齢者の生活環境と生活リズムの関係性の分析-「人間-環境系」の視点から

Research Project

Project/Area Number 14572244
Research InstitutionCollege of Nursing Art and Science, Hyogo

Principal Investigator

宮島 朝子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助教授 (60115946)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 堀田 佐知子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (00347535)
大島 理恵子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (90347534)
若村 智子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 講師 (40240452)
近田 敬子  兵庫県立看護大学, 看護学部, 教授 (10115884)
Keywords在宅療養者 / 在宅高齢者 / 生活環境 / 生活リズム / 「人間-環境系」 / Actiwatch
Research Abstract

本研究は、健康レベルの異なる在宅高齢者を対象に、生活環境と生活リズムの実態を把握し、それらの関係性を「人間-環境系」の視点から分析することを目的としている。
平成14年度は国内と国外の両方のフィールドで調査を行う予定であった。国外については8月に、予定地のデンマークで現地のコンサルタントと会い、調査フィールドの調整を依頼した。しかし、今回の調査内容は倫理的な手続きなどがあり、デンマークでは実施が難しいと言う結論に達した。そのため、本研究は調査フィールドを国内のみとすることに変更した。
調査は2つの方向で進めた。一方は「在宅療養者」を対象とした調査<A>、他方は「在宅高齢者」を対象とした調査<B>である。調査<A>については、兵庫県立R病院を退院した男性2名を対象に、各々5ヶ月と1ヶ月の追跡調査を行った。1事例ではあるが、5ヶ月間の追跡調査により以下の点が把握できた。
(1)病院やデイサービスに比べ、自宅では活動量が極端に少なくなっている。
(2)(1)の理由として、活動しにくい居住環境であり、居場所がベッドになっていることが考えられる。
(3)自宅寝室の採光が悪く、住居内では十分な陽光を浴びていない。
以上のことから、療養者が動きやすく日中の陽光に浴びることができるような住宅改修ができるよう、計画に対する助言を行った。その結果、療養者は介助を受けてトイレまで歩行できるようになった。
調査<B>については、自立した日常生活を送っている、65歳以上の男女10名を対象に行った。高齢であっても毎日のように外出して活動的な生活を送っている人はおおむね規則的な生活を送っていたが、不眠を訴えたり不規則な生活をしている人も見られた。
これらの結果は、研究代表者の先行研究と同様の傾向が見られるが、対象者数をもう少し増やして分析する必要がある。従って、15年度も2つの方向から調査を進め、データの蓄積をしていく予定である。

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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