2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14572256
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
金井PAK 雅子 東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (50204532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
増野 園恵 兵庫県立看護大学, 看護学部, 助手 (10316052)
遠藤 和子 東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (80307652)
勝原 裕美子 兵庫県立看護大学, 看護学部, 講師 (60264842)
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Keywords | 看護経済学 / 構成要素 / 概念構築 / Nursing Economics |
Research Abstract |
過去2年間の集大成である看護経済学の概念モデルを更に洗練するために、今年度は以下の研究活動を行なった。 I.看護部門として組織経営の意思決定に関わっている看護の副院長へのインタビュー II.看護経済学関連の海外研究者へのインタビュー Dr. Phyllis Giovannetti,アルバータ大学看護学部教授 Dr. Linda Aiken,ペンシルベニア大学看護学部教授 Center for Health Outcomes and Policy Research教授 Dr. Thomas Getzen,テンプル大学教授 International Health Economics Association Executive Director これらのインタビュー結果から、Health Economicsという概念事態、経済学者、医療従事者などにより同じではないこと、要素としてはできるだけシンプルなものにすることが確認された。看護師はとかく経済というとネガティブな印象しかないが、アウトカム評価はまさに経済そのものであること。特にDr. Aikenのアウトカム評価に関する研究の構成要素は看護経済学の構成要素と内容を同じくするものであった。また、アウトカムを看護独自とみるのではなく、ヘルスサービスを提供している専門職全体の評価としていく視点が見出された。 これらの結果を踏まえて、来年度は以下の研究活動を行なう: 1.Dr. Getzen著のHealth Economics第二版の内容分析から看護経済学としての要素の抽出 2.Nursing Work Indexの日本語版開発を行ない、Dr. Aikenとの国際共同研究によるアウトカム評価の内容から、さらに看護経済学の概念モデルの実証研究を行なう。 3.Dr. Ray & Dr. Turkelが開発したNursing Practice within Economic Contextをもとにしたツールの日本版開発
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