2002 Fiscal Year Annual Research Report
障害児の在宅ケアにおける家族への支援体制強化に関する調査研究
Project/Area Number |
14572273
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Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
桑田 弘美 岐阜大学, 医学部, 助手 (70324316)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村井 静子 岐阜大学, 医学部, 教授 (10149742)
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Keywords | 障害児 / 在宅ケア / 支援体制 / インタビュー / 小児看護学 |
Research Abstract |
2002年3月から5月にかけてインタビューを行う2施設への依頼を行い、承諾を得た。その後6月に医学部倫理委員会に申請、9月に承認を受けた。そして施設において対象者の選定を行い、対象者と日程を調節しインタビューを行っている。インタビューは、対象者に十分なインフォームドコンセントを行い、同意書に署名を受領した後で行っている。どの母親もほとんどが「話を聞いてほしかった」と言われ、こちらからの質問によく答えた。制度などが障害児を持つ母親に利用されにくい状態であることを訴えることが多かった。成果の公表は途中経過として、7月に第15回日本看護福祉学会において、「在宅で療養している重症心身障害児の訪問看護の実際」として研究発表、9月に第40回日本特殊教育学会において「てんかん患児の学校生活-退院後の学校適応に向けた援助-」として研究発表、10月に2nd ICN International Nurse Practitioner Advanced Practice Nursing Network Conference(オーストラリア・アデレード市)において'Nursing care of the hyperactive child with epilepsy'として研究発表を行った。その際、あるてんかん児を持つ母親が学校生活について看護師からの援助が欲しいと賛同する意見があった。どの国でも看護者が学校や地域や家庭の中での役割が大きいことを実感している。 まだインタビューの対象者の数が不十分なため、さらに6施設に協力を依頼し、インタビューの同意が得られた対象者にインタビューを行う予定である。 現在は2002年に発表したものを基に論文を2編執筆中である。今後さらに対象を増やし、障害児の在宅療養についての研究を充実させる。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 桑田弘美: "障害児の学校教育における看護者の介入に関する一考察"日本看護福祉学会誌. 7(2). 29-36 (2002)
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[Publications] 桑田弘美, 村井静子: "在宅で療養している重症心身障害児の訪問看護の実際"日本看護福祉学会誌. 8(1). 15 (2002)
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[Publications] 桑田弘美, 村井静子, 三牧孝至: "てんかん患児の学校生活-退院後の学校適応に向けた援助-"日本特殊教育学会第40回大会発表論文集. 643 (2002)
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[Publications] Hiromi Kuwata, Shizuko Murai: "Nursing care of the hyperactive child with epilepsy"2^<nd> ICN International Nurse Practitioner Advanced Practice Nursing Network Conference Book. 72 (2002)