2002 Fiscal Year Annual Research Report
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14572308
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Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
野口 眞弓 日本赤十字広島看護大学, 看護学部・看護学科, 助教授 (40241202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松宮 民恵 日本赤十字広島看護大学, 看護学部・看護学科, 助手 (90352054)
松永 佳子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部・看護学科, 助手 (70341245)
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Keywords | アクションリサーチ / 母乳 / ケア |
Research Abstract |
本研究では、正常分娩後に母乳育児を希望する女性に対する病院でのケアを向上させるためのアクションリサーチを広島市内の総合病院の産科を含む混合病棟で行っている。アクションリサーチは、「問題の特定」、「データ収集」、「要因の明確な表現」、「計画された変更」、「データ分析」、再び「問題の特定」という循環したサイクルでの研究であり、初年度である本年度は、正常分娩後に母乳育児を希望する女性に看護者が提供しているケアの「問題の特定」と「データ収集」を行った。「問題の特定」および「データ収集」をするために、(1)看護者への聞き取り調査、(2)ケアの受け手へのアンケート調査を実施した。(1)看護者への聞き取り調査では、産科を含む混合病棟の看護者22名のうち21名に母乳育児に関するケアの現状および問題点を明らかにするために1人平均30分のインタビューを行い、現在その内容を分析しているところである。また、(2)ケアの受け手へのアンケート調査では、母乳育児に関するケアの評価および具体的な問題点を明らかにするためのアンケートを作成し、アンケート用紙を産褥4日目の150名に配布し、120名から回収し、そのデータ入力をほぼ終了したところである。当初の計画では本年度に母乳育児に関するケアの参加観察を計画しており、来年度早々に実施する予定である。来年度は、本年度に収集したデータを分析し、「要因の明確な表現」をする段階へ研究を進める予定である。
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