2002 Fiscal Year Annual Research Report
同期・非同期型技術の融合による太平洋島嶼地域大学との国際統合遠隔教育システム構築
Project/Area Number |
14580242
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
永松 利文 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 助教授 (30300198)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
GUNARTO Hary 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 助教授 (80331106)
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Keywords | WebCT / Cu / SeeMe / 遠隔教育 / 情報通信 / インターネット / コンピュータ / コンテンツ / コースウエア |
Research Abstract |
まず申請者機関における、システム環境の整備を行なった。非同期型コースウェアであるWebCTサーバ環境を構築し、海外からのアクセスを能にするため、英語OS上で稼動するオンライン・コンテンツをテスト的に開発した。また、同期型システムとして、CU/SeeMe環境も合わせて開発するとともに、現在、上記のコンテンツが一体化して使用できるようにするための開発を行なっている。 また、海外においても研究協力相手である、高麗大学及び上海交通大学とインターネット経由でアクセスし、とくにカンファレンス・サーバへのアクセスで同時双方向のコミュニケーションの制度をいかに向上させるかを腐心している。ここでの問題点は、申請者機関のインターネット・アクセスが現在6Mbpsであり、十分ではないが、来年度自治体の光ファイバネットワークへのアクセスにより、この部分が大きく改善される。そのため、来年度中には通信インフラが充実し、本研究での仕上げに有益なネットワーク環境ができあがる。また、ネットワークはインターネット経由で行なうため、相手機関の設備には多くを要しないが、端末(コンピュータ)レベルで一定の処理能力(メモリー)が必要である点などいくつかの改善すべき点が明らかになった。 来年度は、本研究最終年にあたり、南太平洋諸国の大学のいくつかの大学と接触し、制度化した状況で、一定レベルの教育効果を上げるため、接触を開始すると同時に、前年度の準備期間において獲得したノウハウや改善点などを有効に活用し研究成果を結実させる。
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