2002 Fiscal Year Annual Research Report
後期中等教育段階の情報基礎教育に関するディジタルアーカイブの作成と利用評価
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14580247
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Research Institution | Tsuyama National College of Technology |
Principal Investigator |
岡田 正 津山工業高等専門学校, 情報工学科, 教授 (90099846)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長岡 健一 石川工業高等専門学校, 電子情報工学科, 講師 (60249779)
高橋 参吉 大阪府立工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (70100766)
藤原 正敏 福井工業高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (80042977)
西野 和典 大阪電気通信大学, 総合情報学部・メディア情報文化学科, 講師 (70330157)
高橋 章 長岡工業高等専門学校, 電子制御工学科, 講師 (70290731)
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Keywords | 情報教育 / 後期中等教育 / ディジタルコンテンツ / インターネットサーバ / セキュリティ / 普通教科「情報」 / 高専教育 |
Research Abstract |
本研究は、後期中等教育段階に相当する情報基礎教育にふさわしい学習内容を検討し、その内容に基づくディジタル教材を開発し蓄積することを目的として、2年計画で進めている。初年度である本年度において、ディジタルコンテンツ検討・システム構築・利用評価等に関して、次のような成果が得られた。 (1)必要とされるデイジタルコンテンツの枠組み 情報基礎教育を教授するために必要な内容を整理し、これに基づいた教科書「ネットワーク社会における情報の活用と技術」の執筆と編集を、本研究のメンバーを中心に進めてきて、2003年2月に刊行できた。本研究にふさわしいディジタルコンテンツの作成と収集を行う上で、この教科書の内容が基本の枠組みとなる。 (2)ディジタルコンテンツを収集するための呼びかけ 教育用コンテンツを蓄積するためには、何が必要で、どう集めるかが課題となる。このために、関係学会・集会等で4件の呼びかけを行うとともに、工業教育の雑誌に論文を掲載して周知を図った。高専だけでなく、短大や高校等からの意見を収集できつつある。 (3)公開システムの構築 作成・収集したディジタルコンテンツは、利用や評価が行えるようインターネット上で公開しなければならない。このためのインターネットサーバを作成した。このサーバは、RAIDによる大容量・高信頼性のディスクを持ち、セキュリティにも配慮したものであり、コンテンツ提供の基盤を構築できた。 (4)利用評価 我々の検討している教育内容と、高校普通教科「情報」の内容との差異を検討した。この検討をもとに、高専の学習項目として必要であるかどうかの議論を、教科書執筆者を中心に進めている。具体的な評価が不足しているので、実際に授業の始まる平成15年度では、この面を強化する。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 高橋参吉, 岡田正, 藤原正敏: "高等学校における新教科「情報」の分析と高等専門学校における情報基礎教育"情報教育シンポジウム(Summer Symposium in Sanda 2002)論文集. 199-204 (2002)
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[Publications] 高橋章, 長岡健一, 藤原正敏, 高橋参吉, 岡田正: "「情報基礎教育の標準化に関する調査研究会」の発足経緯と現状II"情報処理教育研究発表会論文集. 22号. 202-205 (2002)
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[Publications] 藤原正敏, 高橋参吉, 岡田正: "これからの情報化社会に対応した高専の情報基礎教育の提案"平成14年度高等専門学校教育教員研究集会講演論文集. 49-50 (2002)
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[Publications] 長岡健一, 高橋章, 工藤英男, 高橋参吉, 藤原正敏, 岡田正: "高等専門学校の特色を活かした情報基礎教育"平成14年度情報処理教育研究集会講演論文集. 83-85 (2002)
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[Publications] 岡田正, 高橋参吉, 藤原正敏: "高専情報基礎教育の提案と実現に向けての全国規模での展開"工業教育. 51巻1号. 66-71 (2003)
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[Publications] 岡田正, 高橋参吉, 藤原正敏(編著): "ネットワーク社会における情報の活用と技術"実教出版. 252 (2003)