2002 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの認知に基づいた経済的見方考え方を育成する社会科経済領域の内容開発
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14580254
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| Research Institution | Hirosaki University |
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Principal Investigator |
猪瀬 武則 弘前大学, 教育学部, 教授 (40271788)
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| Keywords | 経済認知 / 経済的推論 / 質的調査 / 経済リテラシー |
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| Research Abstract |
今年度の研究実績に関して、研究計画とその成果として報告する。研究計画では、第一に、経済教育関連資料収集、第二に、経済認知調査・分析(既に実施された経済理解力テスト受験者への理由付け調査による)であった。前者に関して、計画にあったアメリカや国内の経済教育関連資料は、広島大学や早稲田大学に蓄積されている原資料をコピーした上で、データベース化した。分析では、経済認知に関する研究では、国内での教育心理学者、社会科教育学者の具体的で限定的な調査があるものの、内容開発に結びついたものとはなっておらず、推論過程より認知(理解)過程に限定されている。近年のアメリカ社会科やニュージーランドの経済教育においては、構成主義的、エスノメソドロジーに基づいた調査がなされており、その成果と手法を援用することを検討課題とした。また、ニュージーランド、カナダなどの米国以外の経済教育関連資料の収集に努めた。後者の経済認知調査・分析に関しては、既になされた二つの調査(経済理解力テストによる調査および教育課程実施状況調査)をもとに、被受験者へのインタビューを試みた。リテラシーテストは、アメリカと共同調査であるが、数量的結果は既に公表した。この被験者へのインタビューの分析は、来年度の課題である。また、実施状況調査での被験者へのインタビューを直接的には出来ず、テスト実施教師による間接的なものとなった。以上のデータをもとにして、その分析結果から類型化したモデルをもとにプログラム開発を行う予定である。
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Research Products
(1 results)
