2002 Fiscal Year Annual Research Report
クライアント・サーバ方式による第二言語学習者の適性データ収集システムの開発と分析
Project/Area Number |
14580287
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
田中 順子 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (90335406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三宮 真智子 鳴門教育大学, 学校教育実践センター, 教授 (90170828)
森下 淳也 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (20182230)
宇津木 成介 神戸大学, 国際文化学部, 教授 (70283851)
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Keywords | 第二言語 / 外国語 / 言語学習適正 / クライアント・サーバ方式 / ウェブ / アンケート / データ収集 / システム開発 |
Research Abstract |
アンケート項目の選択状況 アンケートを実施する適切な時期を,英語能力の推移との関連から探るため,英語能力全体と下位能力分野に分けて分析した(裏面雑誌論文)。さらに,第二言語学習者が自身の言語能力を正確に判断できるかどうかを,学習者の言語能力に基づいて分析し,第13回国際応用言語学会で発表した。加えて,アンケートに用いる項目の選択を行うために種々の既成の質問用紙の内容を精査した。また,独自に開発した第二言語学習に関するアンケートを約100名の大学生に実施し,質問項目の信頼性の検討作業を行っている。 アンケートに用いる項目の選択およびウェブへの搭載許可手続きは,本来の計画では1年目に終了する予定であった.現在までの進捗状況は,当初の計画からするとやや遅れてはいるものの,平成15年度中に質問内容の選択作業を完了し,質問項目をHTML化するとともに,ウェブ搭載の許可を必要に応じて取得する。 サーバの準備状況 本研究で用いるクライアント・サーバシステムの基幹を構築する作業を平成14年12月末より開始した。平成14年3月現在,サーバの準備が概ね完了している。現段階ではビデオ・サーバとして供与し,ストリーミング・ビデオをクライアントからの求めに応じて配布することができる。現段階のシステムを用いれば,対話場面を記録したビデオクリップをクライアントからの要請に応じて配布し,その対話場面について聞き取り能力や談話の知識に関してテストし,実際の言語運用を模した場面における言語能力を診断するといったことが可能である。 テキストベースのウェブ・アンケートを実施する準備段階として,実際に用いるより少ない質問項目を使った小規模なウェブ・アンケート・システムを試験的に稼働させて,このシステムの実用的供与に向けての準備を現在進めている。
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Research Products
(1 results)