2002 Fiscal Year Annual Research Report
日本語中上級学習用マルチメディア素材のデータベース化及び中国での利用展開
Project/Area Number |
14580335
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
西郡 仁朗 東京都立大学, 人文学部・文学科・国文学専攻, 助教授 (20228175)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠崎 晃一 東京都立大学, 人文学部・文学科・国文学専攻, 助教授 (00206103)
|
Keywords | 日本語教育 / マルチメディア / 視聴覚教育 / インターネット / 中上級 / WBT / CALL / 中国 |
Research Abstract |
平成14年度は標記課題の基礎素材の制作と、マルチメディア教材とするための一部のカスタマイズ、さらに中国での素材供給サイトの開設を行った。 素材については、現在までのところ、中上級の聴解素材101ファイル、上級敬語動画素材43ファイル、中上級擬態語素材25ファイル、素材写真素材360ファイルが制作され、出来たものからWEBで公開している(http://japanese.human.metro-u.ac.jp/)。また、当初目標にはなかったが、著作権者の許可を得て初級動画素材「あうんでいこう!」94ファイル(クイズ付きスキット46と通常スキット46)を加えることができた。当初計画にあった副詞の用例については、聴解や敬語素材の中に含まれていた方が得策と判断し、15年度の作業として副詞を辞書的に検索できるシステムを開発する予定である。 カスタマイズについては、その実用例として中級聴解素材をもとにしたインターラクティブクイズを制作して試用している。また、初級動画素材をもとにインターラクティブクイズを制作し、学習者の意見を取り入れ改良中である。試用版については両者ともすでに公開している。 中国での利用展開については、上海復旦大学国際関係与公共事務学院をカウンターパートとし、同学院のサーバーに、2002年11月現在の素材すべてをインストールしすでに利用可能となっている。(http://www.sirpa.edu.cn/)また、同大学関係者と連絡をとりつつ利用展開を図っている。 本研究用WEBサイトは、まだ一般に対する伝播・広報活動は行っていないが平成14年度だけで5万を超えるアクセスがあった。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] 西郡仁朗: "中国復旦大学での「mic-J」サイトの開設"『人文学報』東京都立大学人文学部. (印刷中). (2003)
-
[Publications] 西郡仁朗, 尾崎和香子: "日本語初級会話『あうんでいこう!』WEB版の公開と試用結果"『人文学報』東京都立大学人文学部. (印刷中). (2003)
-
[Publications] 西郡仁朗, 宮田剛章: "上級レベル聴解素材のWEB公開と項目分析による素材の評価"『日本語研究』東京都立大学国語学研究室. (印刷中). (2003)