2002 Fiscal Year Annual Research Report
アンケート調査における自由回答文の自動集計と選択肢の自動生成について
Project/Area Number |
14580350
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Research Institution | Tokyo Denki University |
Principal Investigator |
矢口 博之 東京電機大学, 理工学部, 助教授 (30210230)
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Keywords | アンケート調査 / 自由回答 / テキストマイニング |
Research Abstract |
平成14年度に行った研究の概要 基礎データの収集を目的とした自由回答形式のアンケート調査を実施した。調査対象は,小中学生とその父母を対象とした公開講座の参加者である。調査内容は,普段の遊びや各種メディアとの接触実態に関するものである。件数は22と少なかったものの,自由回答を10問用意したので,本研究で開発する予定の「基礎データ収集登録用ソフトウェア」のテストデータとして有効利用できると考えている。 また授業中に実施したアンケートについても基礎データとして利用できるよう入力,加工を行った。収集できたデータの内容は,実習の授業で製作した学生作品の相互評価のコメントである。調査対象は約100名(うち有効回答数80名),調査項目は最大で13である。こちらのデータについては,統計処理を行っても回答傾向が分析可能な規模であると考えている。 基礎データ収集登録用ソフトウェアの開発としては,音声認識エンジンを活用した音声による回答内容登録システムを考えていたが,回答内容をその都度読み上げる方式では,修正を含めたデータ入力の効率があまり良くないことがわかった。基本的に調査票に書かれたままの文字を生データとして登録することを想定すると,誤字や脱字に対応するためには,回答文入力後に相当数の手直しが必要となる。そこで現在は手書き文字認識を利用した方法を考えている。幸い手書き文字認識に対応したソフトウェアが安価で入手可能であることが分かり,このソフトウェアを購入し,基礎データ収集登録用ソフトウェアのエンジンとして利用可能であるかどうかの検証を行っている。
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