2005 Fiscal Year Annual Research Report
ヘテロジニアス・クラスタによるWebコンテンツの自動生成・配信制御の研究
Project/Area Number |
14580461
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
大本 英徹 京都産業大学, 工学部, 教授 (80257774)
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Keywords | 並行制御 / XML / 分散協調作業 / 携帯電話 / QRコード / Java |
Research Abstract |
本年度成果の第一は,分散協調作業のための木構造データの並行制御方式である. ネットワークを介した協調作業において,多くの場合,その共有単位はファイルであるが,同一の編集対象に対して個々の利用者がその編集作業を同時並行的に進めることが極めて難しい.本研究では,ネットワーク上での協調作業環境の基盤を整備すべく、XML文書に代表されるツリー構造データを共有し、そのツリー構造に対し複数のユーザが同時に編集を行える枠組みの構築を目指している.部分木に対し「部分木専有ロック」,「状態共有ロック」,「存在確保ロック」の3種類の階層に分かれたロック方式を提案し、これらを部分的に実装したXMLデータ共同編集サーバの開発を行った.本サーバによるネットワーク分散協調編集機能を実証するためのサンプルとして,XML形式の作図文書を生成・編集できる簡単なサンプルアプリケーションの開発を行った. 本年度成果の第二は,携帯電話におけるQRコード処理機能を活用した講義出席管理システムの開発である. 本研究では,各講義と教室座席位置,それぞれを識別する2つのQRコードを,各受講生の携帯電話端末にダウンロードしたJavaアプリケーションで読み取り,そのコード情報をhttp通信することで受講生出席管理の労力を大幅に削減することを目標としている.携帯端末からのデータ送信に際しては,QRコード情報に加えて,固体識別番号も送信されるため,他者による代返行為を効果的に防ぐことができる.また,担当教員は管理用Webインターフェイスにより,受講生の出席状況まで視覚的かつ直観的に把握出来るようにしている.本システムの特色は,携帯電話を情報端末として活用することにより,システム配備に関わるコストを大幅に削減出来る点にある.
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Research Products
(2 results)