2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14580468
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大澤 義明 筑波大学, 社会工学系, 教授 (50183760)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古藤 浩 東北芸術工科大学, デザイン工学科, 助教授 (60244985)
栗田 治 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40211891)
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Keywords | ランドマーク景観 / 夜景景観 / 天空率規制 / 可視性 / 緑地景観 / スカイライン / 季節前線 / パレート最適 |
Research Abstract |
1.面的に広がる夜景景観の数理評価モデルを構築した.夜景の規模を測る尺度として立体角を導入し函館市街拡大が函館山夜景あるいは裏夜景にどの程度寄与しているのかを時系列(1975年から2000年まで5年間隔6時点)比較することにより定量的に明らかにした.夜景の質を求める指標として道路可視率を導入し,函館では度重なる大火の影響で道路幅員が広り防火遮断帯を配置し,結果としてメリハリのある夜景となったことを数値的に検証した. 2.斜線規制に換わる代替規制として2003年1月に建築基準法に導入された天空率規制の問題点を解析的に明らかにした.円環敷地や直線敷地に直方体建物を建設するという単純な数理モデルを通して,天空率規制導入は1)高層建物の許容,2)共同立替を非促進,3)建築形態への影響から見て斜線制限の代替指標としての不自然さを数学的に証明した.このようにして,規制導入が町並み景観,都市内のスカイラインへ強く影響することを指摘した. 3.都市内建築物がランドマーク可視性へ与える影響評価について,既存モデルを改良し,同一ゾーンに複数種類建物が配置された場合,道路幅員を取り扱う場合へも対応できるようモデルを精緻化した.また合わせて,姫路市姫路城、古河市再開発ビルや練馬区清掃工場への実地調査も実施した. 4.季節前線は日本の都市景観の大きな構成要素である.その一つとして桜前線を取り上げ,モデルや現実データから桜前線近接性時空表示方法を提案したり,日本の中で桜前線を早くかつ長く楽しめるパレート最適場所を求めたりした.また,これらの多項式計算アルゴリズムを提示した.
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Research Products
(1 results)