Research Abstract |
6月,全国の医学とリハビリテーション(以下リハ)医学専門家の協力を仰ぐ為,委員(研究協力者)の委嘱を進めた.受諾した委員及び予定研究協力者からアンケート項目の聞き取りを実施した. 実施先:岡山旭東病院,岡本病院,社会医学技術学院,川崎医科大学付属川崎病院,北里大学医療衛生学部,日本医科大学,介護老人保健施設せんだんの丘,立花整形外科 以後,アンケート先老人福祉施設から回答を得る為のアンケート内容の検討を,研究協力者らの聞き取りにより,継続した.このために,研究責任者を長とし,分担研究者及び研究協力者滝沢茂男によりアンケート内容調査委員会を設けた. 軽度痴呆に関し,本研究の研究申請に寄与した脳トレーニングは,その性質を変更しており,MMSの点数による区分では,消費者教育の対象足りえないことを確認した.その後痴呆に関し,東京都老人総合研究所,高齢者痴呆介護研究・研修センター関連施設を訪問調査し,痴呆グループ特定の為の手法確認の必要を認め,手法にファジー理論を用いる検討をした. 米国カリフォルニア大学のL.A.ザデー教授の共著者慶應義塾大学環境情報学部武藤佳恭教授と共に検討したが,グルーピングとともに,ファジーでなくなるとの指摘があり,アンケートに教育や訓練により経済的自立が可能な,軽度痴呆レベルに関する考察を求める回答を含め実施することとした.国内外のインターネットによる調査を準備中である. 3月,確定アンケート調査票を鹿児島、熊本、福岡、香川、徳島、山口、広島、兵庫、静岡、新潟、埼玉、茨城、山形の各県2503の介護老人保健施設,特別養護老人ホームを対象に郵送し,回答を依頼中である. 消費者教育に有効なリハを設計し,実施する予定で,大分県三重町岡本病院と本学経営学部松岡幸次郎教授と準備中である.消費者観点からの痴呆評価を取り入れた評価表を作成し、利用を試行中である.
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