2004 Fiscal Year Annual Research Report
近接離島の生活航路における利用者ニーズに対応した輸送サービスの実現可能性
Project/Area Number |
14580500
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Research Institution | Hiroshima National College of Maritime Technology |
Principal Investigator |
永岩 健一郎 広島商船高等専門学校, 流通情報工学科, 助教授 (90189100)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
風呂本 武典 広島商船高等専門学校, 流通情報工学科, 助教授 (50259925)
江頭 幸代 広島商船高等専門学校, 流通情報工学科, 講師 (70370020)
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Keywords | 離島航路 / 過疎交通 / 過疎物流 / ナショナルミニマム / 輸送サービスレベル / 社会的合意形成 |
Research Abstract |
平成14年度は、研究の基本方向の整理と既存統計資料により離島航路の現状分析を行った。特に、離島航路の利用者ニーズの実態調査と各離島の社会的な属性との分析、各航路の輸送構造を分析し、利用者ニーズを考慮した航路運営の実現可能性の調査をアンケート及びヒアリング調査により行った。 平成15年度は、研究の中間年として、離島航路の利用者ニーズの実態調査と各離島の社会的な属性との分析、各航路の輸送構造を分析し、利用者ニーズを考慮した航路運営の実現可能性の調査を行い、単独航路を対象にした具体的な運航サービス改善策を明らかにした。更に複数離島航路の基本的分析に基づき、利用者ニーズに対応した輸送計画の実現可能性に向けて船舶・乗員スケジュール最適化システムに関する基礎的な構築を行った。そして、航路事業者および利用者の利便性向上への具体的な方策について明らかにした。また、中山間過疎地における輸送実態との比較分析を行い、離島航路の輸送サービスの特殊性の分析を行った。 平成16年度は、研究の最終年度として、研究のまとめを行った。すなわち、離島航路の利用者ニーズと輸送サービスの改善について明らかにする。これをもとに、利用者のサービスレベルに対するニーズと航路事業者の経済的負担との関係について検討し、経済的側面からサービス改善策の実現可能性について定量的に明らかにした。また、航路事業者の経営分析から経営戦略のあり方についても明らかにした。
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Research Products
(6 results)