2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14580507
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Research Institution | The University of Shiga Prefecture |
Principal Investigator |
藤原 悌三 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (10026031)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松波 孝治 京都大学, 防災研究所, 助教授 (70027291)
松岡 拓公雄 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教授 (40315924)
福本 和正 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教授 (50149522)
小林 正実 滋賀県立大学, 環境科学部, 助手 (50186772)
北原 昭男 鳥取環境大学, 助教授 (00195273)
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Keywords | 防災計画 / 地盤動特性 / 常時微動計測 / 狭隘道路 / 木造実大実験 / 地震観測 / 彦根市 / 滋賀県 |
Research Abstract |
・滋賀県安全快適まちづくりシンポジウム2004中小都市大津市において標題のシンポジウムを開催し滋賀県の地震動、大津市の防災対策、県内木造住宅の実験的研究、在来構法木造住宅の施工過程、自然と共存した都市空間の創出、滋賀県の防災対策、防災に関する二三の課題について議論を深め、行政・大学・市民による防災問題の共同研究を推進した。 ・滋賀県湖東地域の防災 計画昨年度に引き続き、彦根市を対象に市内各町毎の危険度調査を行い、最も危険度の高い彦根城周辺の町について狭隘道路の問題点を特定地域について具体的に示し、アンケートによる住民の意識調査も行った上、その解決方法の一つを示した。また、彦根市内50点あまりの地盤微動調査を実施し、ボーリングデータ、S波速度構造の明らかな大阪の地盤を参照してデータの少ない地域での表層地盤特性を推定する手法を示し、市内各地の表層動特性を明らかにした。 ・木造建物の動特性と耐震性能 在来構法木造住宅の静的加力試験を行い、終局状態までの変形性能を明らかにするとともに、実在建物を再築した建物の振動実験を実施し、復元力特性を把握し、木造架構の抵抗力をひずみ計測、加速度計測により、明らかにした。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] T.Fujiwara, K.Fukumoto, K.Matsunami, T.Morii: "Soil Condition and Seismic Characteristics in Shiga Prefecture, Japan"J.of Natural Hazards. Vol.29 No.3. 523-542 (2003)
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[Publications] T.Fujiwara, K.Matsunami, T.Morii: "Analysis of Damage to Small Village, Hino Town by the 2000 Western Tottori Earthquake"SE40EEE Conference. (2003)
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[Publications] T.Fujiwara, K.Yotani, K.Matsunami, K.Nishimura: "Earthquake Disdster Mitigation in Local City"Proc.13th World Conference on Earthquake Engineering. (2004)
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[Publications] 吉村 拓斗, 藤原 悌三: "滋賀県湖東地域の地震防災計画 その1 自主防災組織と住民意識"日本自然災害学会講演集. (2003)
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[Publications] 福本和正: "我が家の災害軽減の課題"滋賀県安全快適まちづくりシンポジウム2004. 27-34 (2004)
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[Publications] K.Matsunami, W.Zhang, K.Irikura, L-L.Xie: "Estimation of Seismic Site Response in Tangshan Area, China, Using Deep Underground Records"Bull.Seism.Soc.Am.. Vol.93 No.3. 1065-1078 (2003)
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[Publications] 藤原, 福本, 松岡, 松波, 陶器他: "滋賀県安全快適まちづくりシンポジウム2004"滋賀県立大学環境科学部. 64 (2004)