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2003 Fiscal Year Annual Research Report

脳弓下器官へ入る神経の起始,神経化学物質と標的特異性に関する形態学的解析

Research Project

Project/Area Number 14580771
Research Institution佐賀医科大学

Principal Investigator

河野 史  佐賀大学, 医学部, 助教授 (10152985)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 増子 貞彦  佐賀大学, 医学部, 教授 (20015100)
Keywords脳弓下器官 / 入力神経 / 標的要素 / 起始領域 / 神経化学物質 / 軸索内輸送法 / 免疫組織化学 / 電子顕微鏡
Research Abstract

脳弓下器官への入力神経について,(1)脳弓下器官へ投射する神経の起始領域,(2)その投射ニューロンに含まれる神経化学物質,(3)同定された起始領域から脳弓下器官へ投射する神経の標的構造,(4)その神経終末が持つ神経化学物質,(5)神経終末の標的が神経要素ならば,その脳弓下器官ニューロンの支配領域,の各項目を明らかにすることにより研究を進めている.
昨年度および本年度は,この研究の基礎となる脳弓下器官に存在する神経終末の種類や(1),(2),(3),(4)の一部についての結果を得た.脳弓下器官にはアミン性終末・アセチルコリン性終末・多種の神経ペプタイド免疫陽性終末が存在しており,このうちLHRHやneurotensin免疫陽性終末は脳弓下器官の神経細胞体や樹状突起にシナプスをしていた.また脳弓下器官は中枢神経系の多くの部位から投射を受けており,そのうち正中視索前核からの投射線維は,同様に神経細胞体や樹状突起にシナプスをしていたほか,血管周囲やグリア細胞にも隣接していた.さらに,内側中隔核や対角体核のアセチルコリン性神経細胞の一部が脳弓下器官に投射していた.
来年度は,(1)から(4)についてさらに対象を増やして研究を進めるとともに,(5)についての解析も行う.

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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