2003 Fiscal Year Annual Research Report
都市域の水・熱収支推定のための高精度蒸発散量算定手法の開発
Project/Area Number |
14595003
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
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Keywords | 蒸発散 / 陸面スキーム / 可能蒸発 / 実蒸発 / 都市水循環 |
Research Abstract |
本年度は、都市の蒸発散算定のために必要な土地利用分布図作成に着目し、河川水位および水文・気象観測を実施し、気象データに基づく蒸発散の推定の検証、リモートセンシングによる蒸発散推定の検証実験を行った。 Ikonos衛生データを融合させ開発した土地利用分類のための有効なアルゴリズムと、Aster衛星データを用い開発した高精度、高解像度の都市域土地利用分類のための適切なアルゴリズムのリモートセンシングデータから、土地利用分布図作成のためのいくつかの手法を試行した。eCognition画像処理ソフトを利用してスペクトル特性のみでなく、都市の空間情報の特徴も利用できる手法を実施した。それらの手法により構築されたデータから、信頼性の高い都市の土地利用を得られる手法も開発した。 現在、葉と根の特徴が規定されている植生の区分と、上記の手法から得られた植生区分を比較し、連携させた。 本研究の目的は、蒸発散を高性能で得ることであり、そのために異なる植生のパラメータを選出した。そのパラメータを得るために、必要な植生の特性と関連した算定モデルパラメータを得られる手法を作成した。 これらにより、都市の水循環を高い精度で得られ、より信頼性のある将来予測の基盤とすることができた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Herath, S, Mushiake, K, Hironaka, S: "A simulation study of infiltration facility impact on the water cycle of an urban catchment, Water Resources Systems- Hydrological Risk"Management and Development (Proceedings of symposium HSO 2b held IUGG2003 at Sapporo, IAHS Publ. 294-302 (2003)
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[Publications] Herath, S., V.Raghavan, S.Masumoto: "Geoinformatics for spatial-infrastructure development in earch and all ied sciences"GIS-IDEAS special issue, GEOINFORMATICS, Japan Society of Geoinformatics. Vol.14, No.1. (2003)