2002 Fiscal Year Annual Research Report
特定領域研究及び国際共同研究「新しい論理学の展開」のための企画研究
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14601001
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
岡田 光弘 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30224025)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野矢 茂樹 東京大学, 教養学部, 教授 (50198636)
土屋 俊 千葉大学, 文学部, 教授 (50155404)
飯田 隆 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (10117327)
佐藤 雅彦 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20027387)
岩田 孝 早稲田大学, 文学部, 教授 (80176552)
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Keywords | 論理学 / 論理哲学 / 論理学史 |
Research Abstract |
特定領域研究及び国際共同研究「新しい論理学の展開」に向けた企画・調査を行った。本企画・調査研究班は、論理哲学者達だけでなく、これに認知言語学者、論理学史学者、情報科学者等も含めて形成されている。特に本年度は国際共同研究の基礎となるネットワーク作りを発展させた。 (1)企画にあたっては英米系論理哲学の分野だけでなく、認知科学・情報科学・AIなどとの学際的分野や、西洋・東洋論理哲学史や現象学的論理学をはじめ広い意味での論理の哲学的解明に関わる分野も視野に入れて進めた。又、我々哲学系論理学グループが中心となり、これに情報科学系AI及び認知科学系、数学基礎論系研究者達を交えてオントロジー工学、現象学的論理学、線形論理学等の分野を中心に学際的企画研究を進めた。 (2)哲学系論理学グループを中心に欧州及び北米の研究グループとの協議を進め、欧州グループおよび北米グループとも協力して特定領域研究を立ち上げるための調査を進めた。なお、欧米の企画グループGirard及びJoinet及びAbrusciとは欧州の論理哲学界との研究協力の企画を行った。Benoistらとは各々のグループと現象学的論理学の共同研究企画を行った。又北米の論理学者達との間でも調査を進め、特にScedrov.Mitchell等の北米の重要な論理学グループが来日して協議を行った。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Mitsuhiro Okada: "A Uniform Proof for Higher Order Cut-Elimination and Normalization Theorem"Theoretical Computer Science. 281. 471-498 (2002)
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[Publications] M.Kanovitch, Mitsuhiro Okada, A.Scedrov: "Phase Semantics for Light Liner Logic"Theoretical Computer Science. 294. 525-549 (2003)
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[Publications] 岡田 光弘: "オントロジー工学の論理的基礎I「オントロジーの哲学的・論理学的背景」"人工知能. 17巻2号. 224-231 (2002)
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[Publications] 岡田 光弘: "オントロジー工学の論理的基礎II「ファサールのフォーマルオントロジーとその影響」"人工知能. 17巻3号. 335-344 (2002)
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[Publications] Mitsuhiro Okada: "La logique lineaire et les fondements de la logique mtuitioniste"Larevue internationale de philosophie. (近刊). (2004)
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[Publications] 岡田 光弘: "数学における直感と言語"思想. (近刊). (2003)
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[Publications] M.Okada他(共著)(S.Arikawa編): "Progress in Discovery Science, Ideal Concepts, Intuitions, and Mathematical knowledge Acquisitions in Husserl and Hilbertの章"Springer. (2002)