2002 Fiscal Year Annual Research Report
体細胞クローン動物の誕生によって変貌した研究フロンティアの推進
Project/Area Number |
14606007
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 英明 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (80093243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西森 克彦 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (10164609)
甲斐 知恵子 東京大学, 医科学研究所, 教授 (10167330)
角田 幸雄 近畿大学, 農学部, 教授 (80217364)
佐々田 比呂志 東北大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (90158931)
眞鍋 昇 京都大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (80243070)
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Keywords | アニマルテクノロジー / 体細胞クローン / 遺伝子改変動物 / 受精卵 / 畜産学 / 獣医学 / 家畜 / 卵成熟 |
Research Abstract |
1)インドネシア・ブラビジャヤ大学生殖生物学部門教授のS.B.Sumitro博士を招聘し、「The use of zona pellucida protein for immunocontraceptive antigen」と題するセミナー、及びをウイスコンシン医科大学生化学部門助教授の松山茂実博士を招聘し、「Bcl-2 family proteins and cell death regulation」と題するセミナーを行った。また、国内からアニマルテクノロジーに関する専門家を4名招聘し、セミナーを行った。 2)自治医科大学分子病態治療研究センター教授の小林英司博士を招聘し、「ブタは食べるだけ?」と題するセミナーを行い、アニマルテクノロジーによって家畜の意義がより広い分野で高まっていることについて情報を収集した。 3)オーストラリア・アデレード大学において体細胞クローンの研究動向調査を行った。スウェーデン農科大学獣医学部において受精卵の大量生産技術の現状と将来の研究方向の調査を行った。インドで開催されたアジア大洋州畜産学会議において、アジアにおけるアニマルテクノロジーの動向について情報を収集した。 4)オーストラリア・アデレード大学において、アニマルテクノロジーに関するアジアシンポジウムを共催し、世界の動向について情報を収集した。 5)体細胞クローン技術による遺伝子欠損動物作出戦略について検討した。特に、「卵巣から採取した卵子を体外成熟させ、除核未受精卵をつくる。また体外成熟卵子を体外受精・体外発生させ、胚盤胞をつくり、そのような胚盤胞から胚性幹細胞株を樹立する。胚性幹細胞株を用いて遺伝子欠損細胞を作り、これを除核未受精卵に移植する。このような核移植胚を体外で培養し、生存胚を仮親に移植する」という戦略の有効性を検討した。 6)調査結果をまとめ、「Animal Frontier Science」と題する本に計9編の論文を寄稿し、出版した。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 佐藤英明: "Parthenogenetic activation and subsequent development of rat oocytes in vitro"Molecular Reproduction and Development. 61・1. 120-125 (2001)
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[Publications] 佐藤英明: "Differential effects of cytochalasin B on cytokinesis in parthenogenetically activated mouse oocytes"Journal of Reproduction and Development. 48・1. 31-40 (2002)
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[Publications] 佐藤英明: "Pre-and post-implantation development of parthenogenetic embryos induced by progesterone, and birth of aggregation chimeras with diploids in mice"Journal of Reproduction and Development. 48・1. 41-48 (2002)
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[Publications] 佐藤英明: "Analysis of the telomere shortening in the cloned caprine cultured cell line, CPF-1, derived from placenta of Shiba goat(Capra hircus)"Journal of Reproduction and Development. 48・5. 469-476 (2002)
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[Publications] 佐藤英明: "Nuclear transfer in rats using an established embruonic cell line and cumulus cells"Journal of Reproduction and Development. 48・5. 505-511 (2002)
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[Publications] 佐藤英明: "Seminal immunoreactive relaxin in domestic animals and its relationship to sperm motility as a possible index for predicting the fertilizing ability of sires"International Journal of Andrology. (印刷中). (2003)
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[Publications] 佐藤英明: "動物発生工学"朝倉書店. 270 (2003)