2002 Fiscal Year Annual Research Report
高速ネットワークと大規模データベースを結合した宇宙科学統合解析システムの開発
Project/Area Number |
14608012
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Research Institution | Institute of Space and Astronautical Science |
Principal Investigator |
三浦 昭 宇宙科学研究所, 宇宙科学企画情報解析センター, 助手 (40280557)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
笠羽 康正 宇宙科学研究所, 惑星研究系, 助教授 (10295529)
橋本 正之 宇宙科学研究所, 宇宙科学企画情報解析センター, 助教授 (80013712)
長瀬 文昭 宇宙科学研究所, 宇宙科学企画情報解析センター, 教授 (00022690)
松崎 恵一 宇宙科学研究所, 宇宙科学企画情報解析センター, 助手 (20321565)
篠原 育 宇宙科学研究所, 宇宙科学企画情報解析センター, 助教授 (20301723)
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Keywords | 宇宙科学 / 天文学 / 大規模データベース / データ解析 / 高速ネットワーク / スーパーSINET |
Research Abstract |
宇宙科学および天文科学分野において、高速ネットワークと各所に散在するデータベースとの結合による「統合データ解析システム」を構築するための企画調査を行った。 高速専用回線を利用したデータ解析環境構築のための打ち合わせを、各スーパーSINET接続先機関の担当者と行った。現存各分野別データベースについて調査し、解析システムのネットワーク対応、複数分野データベースの共通化手法について基礎検討を行った。宇宙・天文分野における複数波長帯域の観測データについては、統一的に検索・解析するためのデータベース連携およびユーザインタフェース設計も含めた検討を行い、汎用的ながら低速のJavaクライアントおよび高速サーバの組み合わせにおいて適切に負荷分散を行いつつ効率的にデータ表示および基本的な解析を行うための調査を行った。複数分野のデータを単一データベースに共通化し、開発コストを低減するために、既存モジュール(含汎用クラスライブラリ)の再利用および新規開発モジュールの共通化について検討を行った。並行して、前述のJavaクライアント・高速サーバシステムを他分野へ拡張するための互換性について議論を行った。 遠隔地間での高速通信を高セキュリティ環境下で行うためのデータ伝送手法について議論を行い、高速伝送用の中継装置を介した実効速度調査および利用者側から見た利便性についての検討を行った。また、利用者の既存の解析環境を「統合データ解析システム」に接続するにあたってのセキュリティ上の課題等を検証し、ネットワーク接続およびデータ利用に掛かる基本ポリシーの協議を行った。
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