2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14655207
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Research Institution | The University of Kitakyushu |
Principal Investigator |
福田 展淳 北九州市立大学, 国際環境工学部, 助教授 (00267478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 朋美 北九州市立大学, 国際環境工学部, 教授 (20326458)
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Keywords | 都市資産 / 地理情報システム(GIS) / 都心 / 郊外 / データベース化 / 評価 / 斜面住宅 / 高齢化 |
Research Abstract |
1.昨年度の調査から、郊外部での宅地開発が進んでいることが分かり、人口は、現在でも都心部から郊外部に移動していることが明らかとなった。本年度は、GISを用い郊外型宅地開発がおこった地域と等高線を重ね合わせ、どの程度の斜面に宅地開発が行われているかを把握した。斜面に宅地がある場合、傾斜角によっては、高齢者の歩行が困難になる場合や、山際の地区では道路が狭いため市の職員や介護ヘルパーが訪問できない場合などがある。北九州市では、早くから開発された大谷地区で、斜面エレベーターを設置するなどの対応をとっているが対処療法であり、維持管理費面でも問題を抱えている。そこで、宅地開発が行われた時期とどの程度の斜面に住宅が存在するかをGIS上にプロットし、それらを重ね合わせることにより、今後、高齢化が進展する中、どの地域に斜面宅地の問題が生じるかの予測を行った。また、これらをGIS上でデタベース化した。 2.一方、黒崎地区などの中心市街地での活性化のあり方として、居住環境整備をあげ、都心商業地での人口回復が、地域商業の購買力の向上に寄与すること、既存のさまざまな都市資産の維持および有効利用に不可欠との結論を得た。具体的には、都心部、特に大量輸送交通機関の駅周囲において、居住空間を作るための高容積型再開発を進める必要があること、識者へのインタビューを行い居住人口回復のための方策として、東京神田地区の事例などが参考となることなどがわかった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 谷山達明, 福田展淳, 村田朋美: "GISを用いた斜面住宅地の選定に関する研究"日本建築学会・学術講演梗概集2004 北海道大会. 2004.8(未定). (2004)
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[Publications] 谷山達明, 福田展淳, 村田朋美: "北九州市における人口分布とエネルギー負荷の関係に関する研究"日本建築学会・学術講演梗概集2003 東海大会. 2003.9. 887-888 (2003)
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[Publications] 福田展淳: "都市再生-都市環境の視点から"都市計画 日本都市計画学会. Vol.51/No.6 241. 27-30 (2003)
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[Publications] 中原秀樹, 村田朋美, 野城智也: "使い回しの豊かさ、美しさとは"すまいろん. 64号. 6-28 (2002)
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[Publications] 福田展淳: "環境から発想する地域デザイン"同友おおいた 大分経済同友会. Vol133. 6-19 (2002)