2002 Fiscal Year Annual Research Report
免疫抑制ウイルス遺伝子のヒト、マウスにおける機能類似遺伝子の探索
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14657080
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石戸 聡 神戸大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10273781)
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Keywords | 哺乳類ホモログ / ヘルペスウイルスゲノム / 抗原提示分子 / ユビキチンリガーゼ / 免疫抑制 |
Research Abstract |
本年度において、hCP36279,hCP43171,hCP23759,HSPC240をクローニングした。これらの細胞内局在を検討すると、それぞれ膜局在を示した。さらに、これらをB細胞に導入し抗原提示関連分子の変化を検討した結果、hCP36279にMHC class II, B7-2を強力に抑制する活性を見い出した。hCP36279はE3ユビキチンリガーゼの活性domainであるRING domainと類似構造を持つPHD/LAP domainを持つため、そのE3ユビキチンリガーゼ活性を調べた。その結果、B7-2を有意にユビキチン化する事、さらにそのユビキチン化がB7-2の分解に重要である事を見い出した。これらの機構、機能はヘルペスウイルスK3/MIR1,K5/MIR2蛋白と類似している事よりこの分子をc-MIRと名付けた。これらの結果はThe Journal of Biological Chemistryに受理された。さらに、hCP36279と相同性の高いCAD28529、HSPC240と相同性の高いXP-055279のクローニングを終え、その解析を行っている。現在、c-MIRに注目しその生理機能の探索、さらにはその人為的免疫制御への応用の可能性を検討している。具体的には、c-MIRの抗体を用いた組織化学的検討、さらはmRNAレベルにおける組織分布を詳細に検討している。また、c-MIRのトランスジエニックマウスを作成しており、すでに3匹のfounderを得ている。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Ishido, Satoshi: "c-MIR, a human E3 ubiquitin ligase, is a functional homolog of herpesvirus proteins MIR1 and 2 and has similar activity"J Biol Chem. (In press). (2003)
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[Publications] Means, R.E.: "Related Immune evasion strategies of Kaposi's sarcoma-associated herpesvirus"Curr Top Microbiol Immunol. 269. 187-201 (2002)
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[Publications] 石戸, 聡: "ウイルスによる抗原提示抑制機構"蛋白質核酸酵素. 47・16. 22145-22151 (2002)
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[Publications] 石戸, 聡: "免疫抑制性ウイルス蛋白とその機能類似分子群"臨床免疫. 39・2. 153-160 (2003)