2003 Fiscal Year Annual Research Report
マウスとスンクスのcDNAライブラリーを用いた歯種決定因子の探索
Project/Area Number |
14657471
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
田畑 純 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (20243248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
薗村 貴弘 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (40347092)
山中 敦之 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (80343367)
植村 正憲 鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00034215)
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Keywords | スンクス / 歯胚発生 / 歯列形成 / 立体構築 |
Research Abstract |
歯の発生研究には多くの課題があるが、とりわけ歯種の決定機構の解明は重要課題のひとつである。しかし、従来からよく利用されている動物であるマウスは切歯と臼歯の2種しか歯種を持たないという点で特殊な動物であり、現在の研究では歯種の決定機構の研究に自ずと限界がある。こうした点から、マウスとスンクス(すべての歯種を持つ実験動物、食虫類の一種)の比較研究を念頭にして、スンクスの歯種決定に関与する遺俸子の探累を行なった。 1.スンクスの歯列形成の正常発生段階表の作成 スンクスの歯列形成の詳細な記載が無いことから、正常発生段階表(normal Stage)の作成に着手した。スンクス胎仔のE16-20の時期を中心に、顎顔面部の6μm厚連続切片を作成し、これをもとにコンピュータによる立体構築と顕微鏡下での詳細な観察を行っている。この作業にかなりの時間を取られたが、9月に最初の報告をすることができた(山中ほか、第45回歯科基礎医学会、盛岡)。 2.スンクスの遺伝子発現解析 昨年度までに作成したライブラリから、Bmp4,Fgf8,Msx1のクローニングに成功しており、現在、プローブを作成してin situ hybridizationのデータ解析に着手するところである。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Shibaguchi T et al.: "Expression and role of Lhx8 in murine tooth development."Arch.Histol.Cytol.. 66. 95-108 (2003)
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[Publications] Tabata MJ et al.: "Fibronectin accelerate the growth and the differentiation of ameloblast-lineage cells in vitro."J.Histcchem.Cytochem. 51. 1673-1679 (2003)
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[Publications] 今村英夫, 他: "下顎第2小臼歯にみられた巨大歯の1例."歯科放射線. 44(印刷中). (2004)
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[Publications] 田畑 純: "外胚葉異形成症の原因遺伝子と歯の発生における役割"鹿大歯学部紀要. 24(印刷中). (2004)