2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14657505
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
石川 邦夫 九州大学, 歯学研究院, 教授 (90202952)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松家 茂樹 九州大学, 歯学研究院, 助教授 (00108755)
宮本 洋二 秋田大学, 医学部, 助教授 (20200214)
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Keywords | アパタイト / アパタイトフォーム / 骨補填材 / 組織工学 / 足場材料 / 骨伝導性 / 焼成条件 |
Research Abstract |
本研究の目的は<骨補填材料や再生工学の足場材料としての有用性が指摘されているアパタイト系三次元連続気孔多孔体の問題点である形態形成を解決するために、小さなアパタイトプレフォームを形成し、そのアパタイトプレフォームに硬化性を付与することにより所望の形状のアパタイトフォーム(三次元連続気孔多孔体)を調整する方法の可能性を検討する>ことである。 本年度はこれまでの研究結果を受けて、アパタイトプレフォームの組成をα型リン酸三カルシウムに絞り、検討を行った。α型リン三カルシウムフォームは37℃相対湿度100%の擬似体内環境下で24時間以内に組成変化が認められず、硬化性を示さなかった。α型リン三カルシウムからアパタイトへの相変換は熱力学的安定相への溶解析出反応と考えられるため、当該反応を促進する目的でリン酸水素二ナトリウム水溶液中にて反応を行ったところ、アパタイト形成が認められたが硬化性は認められなかった。そこで、反応速度を増進する目的で水熱条件にて反応を行ったところ軽微な硬化性が認められた。電子顕微鏡観察の結果、針状結晶の形成と形成された結晶の絡まりあいが一部観察されたが針状結晶の大きさが限定的であり、硬化性の発現に必要な結晶の大きさを十分に確保できていないことがわかった。 以上の結果からアパタイトプレフォームはα型リン酸三カルシウムを組成とし、アパタイト結晶が大きくなるようなシステムを構築すればアパタイトプレフォームに硬化性を付与できることが明らかになった。
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Research Products
(2 results)