2003 Fiscal Year Annual Research Report
看護学生の非言語的コミュニケーション能力の育成に関する研究
Project/Area Number |
14657631
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
西沢 義子 弘前大学, 医学部, 教授 (60113825)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
花屋 道子 弘前大学, 教育学部, 助教授 (70279537)
工藤 せい子 弘前大学, 医学部, 講師 (80186410)
齋藤 久美子 弘前大学, 医学部, 講師 (20113805)
小倉 能理子 弘前大学, 医学部, 助手 (20281941)
齋藤 美紀子 弘前大学, 医学部, 助手 (40312508)
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Keywords | 看護学生 / コミュニケーション / 主観的評価 / 表情認知 / I FEEL Picturesテスト |
Research Abstract |
1.看護学生・看護師のコミュニケーションの実態-患者側の主観的評価からみた比較- 患者が看護者に気持ちを受け止めてもらえたか否かに影響する要因を明らかにすることを目的とした。患者側が気持ちを十分受け止めてもらえたA群(63例)と十分受け止めてもらえたとはいえなかったB群(12例)についてVTRで撮影した5分間の対応行動を分析した。看護者の発声・発話時間はA群146.8±36.5秒,B群113.0±26.8秒とA群が長かった(P<0.05)。患者の発声・発話時間は170〜190秒で両群間に差はなかった。4分目と5分目ではB群の看護者・患者の発話時間が有意に短かった(P<0.05)。すなわち,A群は看護者・患者の発話時間は1分目から5分目まで安定していたが,B群は4・5分目が短かった。看護者の姿勢は,A群では前傾姿勢や坐位で対応している者が19.0%であったが,B群は全員立位で対応していた。看護者の顔方向はA群では患者側266.4秒,下方向11.0秒,B群では患者側232.6秒,下方向32.8秒で,A群は患者側を長く向いていた(P<0.05)。患者側からの主観的評価では,安定した発話時間,看護者の姿勢や顔方向が影響していることが示唆された。 2.看護学生の表情認知の実態 看護学生の表情認知の実態について明らかにするために,看護学生63名を対象に日本版I FEEL Picturesテストを用い調査した。30枚の乳児の写真についての表情認知は17カテゴリーのうち3〜14カテゴリーに分布していた。写真の表情が示しているカテゴリー系列と学生が最も高率で選択した系列が一致したのは63.3%であった。カテゴリー使用頻度は注意・疑問・驚き系列(112)が最も高率で7.2±2.4,次いで喜び系列(101)4.9±1.9であった。使用頻度が少なかったのは思考(104),嫉妬(116),我慢(117)系列であった。
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Research Products
(2 results)