2002 Fiscal Year Annual Research Report
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14657646
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Research Institution | The Japanese Red Cross Hiroshima College of Nursing |
Principal Investigator |
中信 利恵子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (40341242)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
植田 喜久子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助教授 (40253067)
滝口 成美 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 講師 (20308290)
川西 美佐 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (80341238)
岩切 桂子 日本赤十字広島看護大学, 看護学部, 助手 (00352055)
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Keywords | ヒロシマ原爆 / 原爆被爆 / 看護体験 / 看護活動 / 救護活動 / 質的研究 / 災害看護 / 放射線被ばく |
Research Abstract |
1.ヒロシマ原爆被爆時の医療・看護に関する文献調査 広島平和記念資料館,広島市立図書館所蔵原爆資料目録,国立国会図書館蔵書検索・雑誌索引を中心とした情報検索システムから文献を検索・収集した。広島陸軍病院赤十字病院の被害状況及び看護活動の状況を時系列的に整理するとともに,看護婦養成制度との関連について明らかにした。 2.原爆被爆に関する情報収集 広島平和記念資料館の常設展・企画展(当時の救護活動の様子を特集),放射線影響研究所オープンハウス,講演「放射線の人体影響」,放射線被曝者医療国際協力推進協議会(HICARE)主催のシンポジウムに参加し,また,当時の医療従事者(赤十字看護婦を含む)による被爆証言ビデオの鑑賞を行い,原爆被爆に関する概略を理解した。 3.面接調査 (1)集団面接 当時,広島陸軍病院赤十字病院で看護活動に携わっていた看護婦生徒1年生6名及び2年生5名に,それぞれフォーカスグループインタビュー法による面接を実施し,当時の被災状況,看護活動の状況を調査した。 (2)個人面接 上記(1)の研究対象者の中から看護婦生徒9名と,加えて赤十字救護看護婦2名,看護婦生徒2名に,深層面接法による個人面接を実施し,当時,看護活動に携わったときの思い,体験を通して何を感じたのか,その後の人生にどういう影響を与えたのかを調査した。 4.学会発表 平成15年6月に開催される第4回日本赤十字看護学会学術集会において,研究成果の一部を,「ヒロシマ原爆被爆時の看護活動に関する文献検討」として発表予定である。
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