2002 Fiscal Year Annual Research Report
知的障害者福祉施設利用者の生活習慣病からみた肥満に関する研究
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14657652
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
奥宮 暁子 大阪大学, 医学部, 教授 (20152431)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 正 大阪大学, 医学部, 助手 (90252668)
井上 智恵 大阪大学, 医学部, 助手 (50324786)
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Keywords | 知的障害者 / 生活習慣病 / 肥満 / 施設利用者 / 内臓脂肪蓄積 |
Research Abstract |
知的障害者授産施設利用者の健康状態を調査した。対象者は114名で男性81名(35.15±9.16歳)、女性33名(40.88±9.26歳)であった。利用形態は入所者52名、通所者62名で入所者の利用期間は21.71±5.32年、通所者のそれは11.98±8.62年であった。平成14年春の健康診断日に身体計測(身長、体重、ウエスト径)、血圧測定と体脂肪測定を行い、35歳以上は血液検査(総コレステロール、中性脂肪、尿酸、血糖)を行った。身長、体重からBMIを算定した。 施設利用者114名のうち82名(72%)は適正体重であり、BMI25以上の肥満者は24名(21%)で男性16名、女性8名であった。年齢別の肥満は年代が高くなるにしたがって上昇する一般人と異なり、どの年代もBMI22を維持している。 BMI25以上の肥満者に血液検査等で代謝異常が見られたのは男性3名、女性2名であった。 BMI25未満の非肥満者でウエスト径85cm以上の男性は13名で、代謝異常はそのうち5名に見られた。 今後は内臓脂肪測定を行い、肥満や代謝異常との関連を見ていく
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