2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
14658080
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
細川 英雄 早稲田大学, 日本語教育研究科, 教授 (80103604)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牲川 波都季 早稲田大学, 日本語教育研究科, 助手 (30339733)
宮崎 里司 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 助教授 (90298208)
川上 郁雄 早稲田大学, 大学院・日本語教育研究科, 教授 (30250864)
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Keywords | 年少者 / 高校生 / 教室活動 / 教師役割 / 実践研究 / 設計・支援 / 国語教育 / 日本語教育 |
Research Abstract |
本研究では、従来ほとんど検討されることのなかった高等学校レベルに焦点を絞り、かつ国語教育との比較の上で、年少者のための日本語教育を位置づける。その方法論としては、外国人留学生のための日本語クラスにおける総合的な言語学習活動の組織化と支援についての理論を用い、教室実践上の試みとして考察・検討を行う。 本研究は、当初、地域を限定した年少者のための日本語教育の実態を網羅的に調査することを予定したが、実際の地域とのやり取りの中では、そうした網羅的な調査は現実的でなく、結果として表層的なものに終わってしまうことが危惧されたため、むしろ具体的な教室実践を比較し、その中で、特定のレベルに限定した観察・分析が重要であると認め、当初の計画を変更して調査・研究を行うこととした。 第1言語としての日本語教育としては、附属高校生のために開設された事前導入教育としての「文章表現」のプログラムを作成し、この実践をもとにデータを収集した。 第2言語としての日本語教育としては、附属高校生のために開設された取り出し日本語クラスの分析・検討によって、教室プログラムと学習者の達成の関係をデータ化し、教室活動の中で、学習者がどのような能力を身につけ、またそれは活動のどのような部分で支えられているかを検討した。 本研究は、具体的な教室実践を比較し、その中での学習の状況や教師役割を分析することによって、教室活動そのものの設計および組織化と支援についての理論を構築するところにある。この成果については、現在、単行本として刊行を予定している。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 細川 英雄: "「個の文化」再論:日本語教育における言語文化教育の意味と課題"21世紀の「日本事情」/くろしお出版. 5. 36-51 (2003)
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[Publications] 細川 英雄ほか2名: "総合活動型日本語教育におけるゼロビギナーへの試み"早稲田大学日本語研究教育センター. 61-78 (2003)
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[Publications] 細川 英雄: "鳥を野に放つ -言語学習環境論とは何か(2002年3月ドイツ語圏日本語教育研究会ベルリンシンポジウムから)"講座日本語教育. 38. 178-197 (2002)
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[Publications] 細川 英雄ほか6名: "国語表現I"三省堂. 1-106 (2003)
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[Publications] 細川 英雄ほか8名: "「総合」の考え方と方法"早稲田大学日本語研究教育センター. 1-118 (2003)