2004 Fiscal Year Annual Research Report
繊維産業の貿易摩擦に関する歴史的研究:1950-70年代を中心に
Project/Area Number |
14701012
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
渡辺 純子 京都大学, 経済学研究科, 助教授 (90261271)
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Keywords | 貿易摩擦 / 繊維産業 / 紡績業 / 繊維摩擦 / STA / LTA / MFA / 産業調整 |
Research Abstract |
アメリカ国立公文書館所蔵のアメリカ国務省関係文書のほか、国内外のさまざまな関連資料を収集し、それらの解読・分析を行った。その成果は、下記の国内外での研究発表および論文(11欄参照)にまとめられている。 ・「戦後日本紡績業の復興・発展・衰退-日米繊維摩擦の考察を中心に」、シンポジウム「高度経済成長の韓日比較研究」、2004年5月8日、於ソウル大学、South Korea. ・Junko Watanabe,"Pourquoi et comment des "politiques de regulation industrielle" sont-elles mises en place : le cas de l'industrie textile, aux Etats-Unis, au Japon et en Europe : Une approche historique et comparative des enjeux lies a la strategie de restructuration des industries en declin.",le17 mars 2005,l'Universitede Paris VII, France ・「日米繊維摩擦に関する一考察」経営史学会関西部会、2004年11月27日、於京都大学 本研究においては、以下の点が明らかにされた。(1)1950年代後半〜70年代前半の日米繊維摩擦を一つの重要な契機として、繊維品貿易においてGATTの例外規定(STA、LTA、MFA)が設けられるようになった。(2)アメリカでは、(1)の動きと対をなす形で、繊維産業において、産業調整援助政策が導入された。(3)(2)の動きは各国に波及し、繊維品貿易の国際的ルールおよび国内での産業調整の制度化が行われた。
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Research Products
(3 results)