2003 Fiscal Year Annual Research Report
フランスにおける指導力不足教員への対応-機能回復制度を中心に-
Project/Area Number |
14710209
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Research Institution | Takamatsu Junior College |
Principal Investigator |
松原 勝敏 高松短期大学, 助教授 (70243532)
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Keywords | 教員 / 指導力不足 / 教員養成 / 研修 / 職場転換 / 人事 |
Research Abstract |
○研究発表 平成15年10月4日、上越教育大学で開催された日本教師教育学会第13回大会にて、「学習指導に困難を有する教員への対応-フランスの機能回復制度の概要と運用-」と題して研究発表を行った。この研究発表において、教員の機能回復制度の概要として、機能回復制度の定義、機能回復制度を支える組織、機能回復の為の研修組織-特に国立遠隔教育センターにおける機能回復-の具体的な制度的枠組みを明らかにした。また、教育現場への復帰や職場転換など、機能回復期間を終えた教員への対応の方策を明らかにした。 そして、フランス国民教育省による機能回復制度に関する2001年度の調査報告書を分析して、制度の運用の実態を明らかにすると共に、制度の運用上の課題を明らかにした。 ○海外実地調査 平成16年3月に、フランス本国において機能回復制度に関する実地調査を行った。 ・フランス国立遠隔教育センター ヴァンヴ(Vanves)支局訪問 機能回復のための主要研修場所である同支局において、機能回復の為のシステムや機能回復期間にある教員の職務状況をインタビュー調査した。 ・オルレアン-トゥール大学区人事局 人事担当者から、機能回復制度の現状と機能回復制度が抱える運用上の問題点等についてインタビュー調査を行った。
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