2003 Fiscal Year Annual Research Report
建国期からGATTに至るまでのアメリカ通商政策の展開
Project/Area Number |
14720081
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
三浦 聡 東洋大学, 経済学部, 講師 (10339202)
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Keywords | コンストラクティヴィズム / グローバル・ガバナンス / ヘテラーキー |
Research Abstract |
本年度は、主に研究の理論的枠組みの構築に取り組んだ。本研究は、理論的にはコンストラクティヴィズムに基づく。それを世界政治のマクロな枠組みに応用し、「ヘテラーキー」という概念の精緻化を行なった。その成果を小論"Heterachy in World Politics : Circularity, Diffused Authority, and Networks"としてまとめ、平成16年3月にモントリオールで開催されたInternational Studies Associationの年次大会において報告した。報告時には、アメリカ、イギリス、フランス、ポーランド、フィンランド、日本などの研究者と議論を交わすことができた。また、大会期間中に小論を様々な研究者に手渡した。このうち、Phil Cerny教授からは、帰国後に好意的なコメントを頂いた。 また、「ヘテラーキー」の事例として、国連グローバル・コンパクトに関する小論を執筆し、『ジュリスト』第1254号(2003年10月15日)に掲載された(106-13頁)。同論文は、実務家や研究者の方々から評価を得ることができた。 アメリカなどの研究者から本研究に関する意見を伺うため、平成15年8月にはフィラデルフィアで開催されたAmerican Political Science Associationの年次大会に出席し、平成16年3月にはカリフォルニア大学バークレー校を訪れた。 アメリカ貿易政策については、平成14年度にワシントンを訪問してコピーした資料を読み込んだ。
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Research Products
(1 results)