2003 Fiscal Year Annual Research Report
非線形退化放物型をした偏微分方程式の「C^∞級の時間局所解の存在」に関する研究
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14740121
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Research Institution | Tsuda College |
Principal Investigator |
杉山 由恵 津田塾大学, 学芸学部, 専任講師 (60308210)
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Keywords | 退化放物型方程式 / Porous Medium equation / Chemotaxis / existence of weak solutions / decay property / total blow up |
Research Abstract |
1.海外での口頭発表・海外研究出張 (i)これまでの研究の成果を発表するため、7月(Australia)に以下の国際シンポジウムに参加し研究発表を行った. International Congress on Industrial and Applied Mathematics, ICIAM 2003, to be held in Sydney, Australia, during July7-11, 2003. (ii)本補助金の研究課題(退化放物型方程式のtypical type : Porous Medium equation)において世界的なAuthorityであるProf.Vazquezに会うため、以下の研究集会(Belgium)に出席した.本研究課題の研究上重要な情報を得た. Equadiff 2003, to be held in Hasselt, Belgium, During July 22-26 Equadiff 2003では、更に、本研究課題の中の特に「chemotaxis現象を記述する退化放物型のsystem」に精通しているProf.Dirk Horstmannに会い、今後の研究の方向に影響を与える貴重なアドバイスをもらった. (iii)本研究課題に関連して以下の研究集会に出席した.この研究集会では前述のProf.Dirk Horstmannの共同研究者であるProf.Angela Stevensと面識を持った.Prof.Angela Stevensは「chemotaxis現象を記述する退化放物型のsystem」を導出する研究を行っている.彼女とのディスカッションは大変貴重なものであった. Reaction, Diffusion and Transport in Inhomogeneous and Stochastic Media, to be held in Leipzig, Germany, during October 5-8 2.国内での口頭発表 (i)東北大学で3月2日にProf.H.Amann(Zurich大学),小薗英雄先生(東北大学),柴田良弘先生(早稲田大学)がオーガナイズされた研究集会が開催された.ここで「chemotaxis現象を記述する退化放物型のsystem」に関して今年度に研究してきた成果を発表した. (ii)日本大学で2月25日に開かれた談話会において、今年度の研究成果を含むこれまでの研究成果について口頭発表を行った.
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