2002 Fiscal Year Annual Research Report
金属-金属間化合物系傾斜機能材料に対する成形加工温度の制御
Project/Area Number |
14750163
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
熊澤 典良 鹿児島大学, 工学部, 助手 (60284907)
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Keywords | 最適制御 / むだ時問 / ウェーブレット解析 / 傾斜機能材料 |
Research Abstract |
研究室にある遠心鋳造装置を用い,金属-金属間化合物系傾斜機能材料を作製した.傾斜材料の成形加工に関して,その品質を一定に保つためには,それに見合う制御技術を導入する必要があり,さらに未知である傾斜機能材料の機械的性質を把握する必要がある.この性質を把握するためにAl-Al_3Ni傾斜機能材料を作製し,これを試供材として,以下のような研究を実施した. 1.むだ時間を用いた最適制御理論の開発 (1)むだ時間を用いた最適制御理論を実装する上で,設計パラメータの選択方法が明確ではなかったが、具体的な設計方法が明らかになる見込みができた. (2)従来知られている最適レギュレータとの比較を行い,提案する制御理論の有用性を確認した. (3)実機に,本制御理論を実装し,温度制御実験を実施した. 2.成形加工温度の検出 (1)ウェーブレット解析を応用し,加工に適切な温度を検出することが可能となった. (2)ウェーブレット解析がリアルタイムで施されるように,半溶融加工システムに実装し,実験を実施した.
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